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令和6年10月16日、県内の医療機関から日本紅斑熱による死亡例の報告がありました。本県における死亡例は、平成27年に2例発生して以来、本事例を含めこれまで3例です。
日本紅斑熱は、主に病原体を持ったマダニに咬まれることでおこる感染症です。マダニが媒介する感染症にかからないためには、マダニに咬まれないことが重要です。
県民の皆さまには、感染予防に御協力をお願いします。
感染者 | 小豆郡内に住所を有する70歳代女性 |
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推定される感染原因 | マダニに咬まれたと推定 |
発症日 | 令和6年10月7日 |
症状 | 発熱、発疹、DIC(播種性血管内凝固症候群)、肝機能異常 |
検査 | PCR法による病原体(リケッチアジャポニカ)の遺伝子検出 |
経過 | 入院加療中に死亡 |
日本紅斑熱は、リケッチアの一種の「リケッチアジャポニカ」という病原体に感染しているマダニ類に咬まれてから2~8日後に高熱と発疹で発症します。刺し口があることや、発疹にかゆみがないのが特徴です。ヒトからヒトへ感染することはありません。7~9月をピークに4~11月の間に発生がみられ、夏を中心に発生するといわれていましたが、12月にも発生しており、真冬を除いてほぼ1年中感染する可能性があります。
一般的には抗生物質で治療することにより予後良好ですが、重症化することもあり、重症化した場合は多臓器不全などを起こして死亡することもあります。
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