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現在のところ日本では感染例は認められていませんが、ウエストナイル熱(脳炎)は、ウエストナイルウイルスによっておこる疾病です。このウイルスは1937年に初めて、ウガンダのWestNile地方で発熱した女性から分離されました。鳥と蚊の間で感染環が維持され、主に蚊を介してヒトに感染し、発熱や脳炎を引き起こします。
ヒトにおける潜伏期間は3〜15日です。感染例の約80%は不顕性感染に終わります。発症した場合多くは急性熱性疾患であり、短期間(約1週間)に回復します。一般的に、3〜6日間程度の発熱、頭痛、背部痛、筋肉痛、筋力低下、食欲不振などがみられます。皮膚発疹が約半数で認められ、リンパ節腫脹を合併します。時にデング熱と似た熱型を取ります。
フラビウイルス科フラビウイルス属に属し、日本脳炎ウイルスやセントルイス脳炎ウイルスに近いウイルスです。鳥類(野生と飼育の両方)に感染しますが、発病したり、死んだという報告は過去にはあまりみられておりません。哺乳類に対しても時に感染し、ウマ科では脳炎をおこすこともあります。ヒトでも発病します。
一般に、臨床症状を呈したヒト、ウマなど動物における本症に対する治療法はありません。実験感染動物(マウス)においてゲンタマイシン、メラトニン、ステロイドなどによって回復例
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