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タイヤロック研修の様子
県税事務所は、県が所管する自動車税や不動産取得税などの税金を課税する部門、それを収納する部門、課税された税金が納期限までに納められていない場合にそれを強制的に徴収(財産の差し押さえなど)する部門からなります。
私が所属する特別整理対策課 企画・機動整理班は徴収部門の一つで、特に滞納額の大きい案件や、財産調査が困難な案件を取り扱っています。
徴収において最初にすべきことは、差し押さえできる財産を見つけることです。まれに財産が隠されていることもありますので、丁寧な財産調査が必要になります。財産調査のため、県外に赴いたり、居所の内偵を行ったりする場合もあります。
一方で、収入の減少や、ケガや病気などにより一括で税金を納めることができない方に対しては、事情を伺った上で、場合によっては納税の猶予を行い、生活再建ができるよう支援します。
徴収の仕事は、決して人に好かれるものではありません。しかし、納期内に納めていただいている多くの県民の方々と、そうでない方々との公平性を確保するためにも、大切な仕事です。
また、教育、福祉、道路といった公共施設整備などの行政サービスの費用は主に税金でまかなわれており、それを確保することは、行政サービスの安定的・計画的な供給につながるので、とてもやりがいを感じています。
県民の方々の財産に直接関わるため、とても大きな責任が伴います。
そのため、滞納処分を行う際は私一人で判断するのではなく、必ず上司や同僚に相談し、随時、対応状況の経過を報告・連絡するよう心がけています。企画・機動整理班は5人という少人数の班ですが、全員が同じ徴収業務に携わっているため、気軽に相談できる雰囲気が良いところです。
県庁の仕事は多岐にわたっており、異動の度に新しい知識を得ることができます。
私は入庁当時、広聴広報課に配属され、広報誌作成業務を担当していましたが、4年目で県税事務所に異動になりました。これまでと全く異なる分野の仕事に初めは戸惑いましたが、異動をきっかけに、税金関係の法律や、手続きの仕組みなど、たくさんのことを学びました。
民間、公務員を問わず、面接では「なぜ、ここで働きたいのか」を問われることが多いです。
筆記試験の勉強で大変だと思いますが、ぜひ休憩時間の合間にでも、なぜ県を受けようと思ったのか再確認してみてください。
一緒に働ける日を楽しみにしています。
2020年4月 広聴広報課 広報グループ
2023年4月 現在の職場
(掲載内容は、2025年2月現在のものです。)
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