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我が国が、国際社会の中でさらに発展し、かつ国際社会に貢献していくためには、国民一人ひとりが、我が国の歴史と文化や世界の歴史を正しく理解した上で、世界との関わり方を自ら考えていくことが重要である。
しかし、現在、高等学校においては、学習指導要領により、世界史が必履修科目である一方、日本史は、地理といずれかを選択して必履修する科目となっており、日本史を高等学校で学ぶことなく卒業する生徒もいる。
次代を担う若者が、我が国の歩んできた歴史と世界の中での我が国の立場を理解することなく社会に出てしまうことは、国際社会に貢献できる日本人を育てる上で大きな損失である。
よって、国におかれては、高校生が日本史を学習することの意義の重要性に鑑み、学習指導要領を改正し、高等学校の日本史を必履修科目とすることや、世界と日本の近現代史を総合的に学習する新科目を創設することなどにより、すべての高校生が何らかの形で必ず日本史を学ぶようにするよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成18年12月15日
香川県議会
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