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WTOドーハ・ラウンド交渉は、農業や非農産品の市場アクセス、サービスなど全分野について本年末までの最終合意を目指している。この内、農業交渉については、6月下旬からモダリティ(自由化の大枠)を確立すべく厳しい交渉が行われており、今次ラウンド交渉が立ち上がって以来最大の山場を迎えている。
WTO農業交渉は、21世紀のわが国の「食」と「農」の根幹を左右しかねない、極めて重要な課題である。今後、交渉は最大の山場を迎え、情勢はますます厳しいものとなっていくが、食料自給率が著しく低いといったわが国など輸入国の共通の事情が十分配慮されるとともに、多くの人口を抱えるなかで、小規模家族農業者によって展開されているわが国を始めとするアジア・モンスーン地域の農業が持続的に発展できるよう、以下の事項の実現に向け、断固たる態度で交渉に臨むよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成18年7月11日
香川県議会
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