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交通事故のない安全で安心して暮らせる社会の実現は、県民すべての切実な願いである。
しかしながら、本県における交通死亡事故は、昨年までの減少傾向から、一転して増加に転じ、人口10万人当たりの交通事故死者数は、再び全国ワースト第1位になるなど、極めて厳しい状態が続いている。
特に飲酒運転による交通事故は、平成14年6月に飲酒運転の厳罰化等を柱とする改正道路交通法が施行されてから以降、全国的には減少傾向にあるものの、本県においては、飲酒運転を原因とする交通死亡事故が、今年に入って著しく増加するなど、悪質な飲酒運転が後を絶たない状況である。
飲酒運転撲滅のためには、運転者の交通安全意識の向上はもとより、家庭や職場、さらには地域が一体となって、「飲酒運転は絶対にしない・させない」という強い意志を示すと同時に、飲酒運転の取締り、交通安全思想の普及啓発などの施策を強化することが重要である。
よって、本県議会は、県民をはじめ、関係機関・団体とも連携のうえ、交通安全意識の高揚と飲酒運転等の悪質危険運転者対策に取り組み、飲酒運転撲滅と交通事故のない社会の実現に向けて不断の努力を払うことをここに宣言する。
以上、決議する。
平成18年7月11日
香川県議会
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