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公開日:2023年7月28日

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農作業安全

 農林水産省によると、近年、農作業中の事故により全国で年間約300名が死亡しています。ここ数年は減少傾向にあり、令和3年は242人(うち、香川県は7人)でしたが、就業者10万人当たりの死亡事故者数は、10.5人と他作業に比べ依然として高い状況です。また、年齢別にみると、65歳以上の高齢者の割合が約85%を占め、80歳以上でも4割を上回っています。

 R3農作業事故死亡者数の推移ほか

 ※「令和5年春の農作業安全確認運動推進会議」資料より抜粋。

 

 事故の要因別にみると、「農業機械作業に係る事故」が171人(70.7%)と高い状態が継続しており、県内の7件の死亡事故についても、うち4件が農業機械作業中の事故となっています。農業機械作業に係る死亡事故の要因は、「機械の転落・転倒」が最大の割合を占めており、その割合は過去10年間でほぼ横ばいで推移しています。農業機械の転落・転倒による事故を予防するため、シートベルトやヘルメットの着用、ほ場周辺の危険箇所の確認等の対策を行うことが効果的です。

 R3要因別の死亡事故発生状況

 ※「令和5年春の農作業安全確認運動推進会議」資料より抜粋。

農作業中の熱中症について

 農作業中の熱中症による死亡者数は、年によって増減はあるものの、毎年、約30人前後で推移しており、農作業死亡事故全体の約1割を占めています(上図参照)。月別の死亡者数では7月~8月の発生が多くなっていますが、猛暑日が続く真夏だけでなく、暑さに慣れていない初夏における高温日、梅雨明けで暑さが本格化する時期などに熱中症リスクが高まります。また、年代別にみると、死亡者数全体の約9割が70代以上となっています。

月別熱中症による死亡者数年代別熱中症による死亡者数

農作業中の熱中症を予防しましょう!!

 

 

 

 

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