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公開日:2025年3月27日

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知事記者会見 令和7年2月10日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和7年2月10日(月曜日)13時00分から13時25分
  • 場所:香川県庁本館9階 県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

【16分23秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)それと、この屋内でスタートしてゴールしますので、
正)それと、スタート・フィニッシュ会場は県立アリーナ及びその周辺ですので

 


報告項目

・前月の交通死亡事故について
・第10回一日一斉「おもてなし遍路道ウォーク」への参加について
・香川県事業者の未来への投資を応援する総合補助金について
・香川県立アリーナ開館記念式典の当選者の決定等について
 

報告事項

知事:

【前月の交通死亡事故について】

まず、1点目の報告ですけれども、前月の交通死亡事故についてお知らせをして、また、広報のお願いをさせていただきます。お手元に、このマンスリーレポートがございます。1月は残念ながら、3件の死亡事故、3人の方がお亡くなりになりました。今日は、踏切内での列車との事故についてお話させていただきます。1月18日土曜日の午前11時34分頃、多度津町の踏切で原動機付自転車が列車と衝突して、原付運転者の80歳代の方が亡くなったというものでございます。この事故は、警報音も鳴って遮断機も降りていた踏切内に、横断しようとした原付が進入し、列車と衝突したという事故でございます。この5年間を見ても、この踏切内の事故が(今回の事故を含めて)7件ございまして、毎年のように踏切事故が続いております。
この踏切事故の防止のために、これはいつもの鉄則ですけれども、この中ほどにあります踏切前での一時停止。これは、車両も歩行者も止まって、列車が来ていないか(左右の)確認をする。そして、どうしても無理に入ってしまうようなことがあるわけですけれども、遮断機が降り始めたり警報機が鳴ったら入らない。こういった基本的な部分の徹底をお願いしたいと思います。そして、万が一、踏切内で立ち往生した場合にどうするか。車が動かないという場合に車を置いて、自分で非常ボタンを押す。こういった、列車に知らせるということが一番大事でございます。そして、非常ボタンがない場合は、何か燃えるもの、車に発煙筒のようなものも積んでいただいていると思いますが、そういったもので知らせる。これが大事であります。それから当事者ではない方も、そういう場面に遭遇したときに、代わりに非常ボタンを押したり、列車に知らせるためのいろいろな手段を尽くす。こういったことで、亡くなる命を救ってあげていただきたいと思います。踏切事故がずっと続いておりますので、また機会があるときにメディアの皆様も取り上げていただければと思います。よろしくお願いいたします。

【第10回一日一斉「おもてなし遍路道ウォーク」への参加について】
それから2つ目は、第10回一日一斉「おもてなし遍路道ウォーク」、このボードも「世界遺産に」というボードになっていますけれども、こういった世界遺産登録もねらっておりますけれども、今月の2月23日祝日の日曜日になりますが、NPO法人遍路とおもてなしのネットワークが主催します一日一斉おもてなし遍路道ウォーク、今年10回目の開催になりますが、今朝の時点で1万人を超える方の申し込みが四国4県でありました。初めて1万人を超えるということで、年々参加者も増え、盛り上がりが大きくなってきておりますし、遍路に対しての関心も大きくなってきているのではないかと思っております。この2月23日には、香川県では八栗寺に関係する遍路道のウォークを考えておりまして、私も四国地方整備局長と一緒に参加いたします。八栗登山口駅で出発式を行った後、私はケーブルカーに乗らずに遍路道を歩いて85番札所の八栗寺まで遍路道の点検も兼ねて歩く予定にしております。ぜひ、メディアの方にもお越しいただければと思います。それから2月23日とは別に、今週末の2月15日午後、県立ミュージアムで四国遍路世界遺産登録に向けた国際シンポジウムを開催いたします。インドからも世界遺産の専門家が参ります。四国遍路を世界遺産にするには、3つの条件を揃える必要があり、1つは、この四国遍路というのが世界的にも他に例のない、文化的な価値のある遺産だということをきちんと整理して、発信ができる状態にするということ。それと、お寺と遍路道を保全するというのが世界遺産の基になりますけれども、守るためにはやはり史跡の指定を国が行って、守られるような、規制がかかるような状態にする必要があるのも1つの要件になるわけですけれども、この史跡指定の数が一定以上整ってこないといけないという、これが2つ目。それと、この一日一斉「おもてなし遍路道ウォーク」もそうですが、そういう方々によってきちんと守っていただけるという守る体制、これがはっきりしている。この3つが大体整ってきていると思っておりまして、今、これを元に文化庁に世界遺産登録のユネスコに持ち込む国内暫定リストというのがありまして、そこへまず載せるという、このお願いを文化庁にしているところでございます。この15日のシンポジウムは、一番最初に申し上げました、世界にも例を見ない巡礼という文化、遺産だということをきちんと整理してまとめるということですが、それの内容について概ねまとまったものが発信できるという良い機会になりますし、さらに、その取りまとめの充実に向けても追加的な新しい知見も得られる大事なシンポジウムだと思っております。私も参加することにしております。

【香川県事業者の未来への投資を応援する総合補助金について】
それから3つ目は、香川県の県内事業者の設備投資を応援する総合補助金、ピンク色のこのチラシでありますが、昨年度も行ったのですけれども、非常に多くの事業者の方から応募がございました。今、設備投資は全体的に活発になってきていますけれども、それが続くように、これからも県内事業者の設備投資を応援したい、こういうねらいで今回の総合補助金も進めることとして、これは昨年の補正予算にも計上しましたし、国の補正予算にも、これに該当するものがありましたので、それも活用して行いたいと思っております。補助は、この補助対象にありますように、県内に本社のある中小企業など、県内に本拠地のある会社で生産性の向上に向けた、いろいろな設備の更新だったり新たな導入、そういったもの、新しい非常に機能の高い冷凍庫のようなものを買って、冷凍製品のより品質の向上をねらったりするものが1例でございますけれども、そういったものを県内の中小企業の方が購入するときに補助限度額100万円で、その金額の4分の3の補助をするということでございます。そして、令和6年10月1日から、もうすでに着手してあるものも対象になります。2月10日、今日から申請を受け付けて、いただいたもので要件等に該当しているかどうかを審査させてもらった上で、できるだけ早く交付をしていきたいと思っております。詳細につきましては、コールセンターも設けておりますので、そこでお問い合わせいただければと思います。

【香川県立アリーナ開館記念式典の当選者の決定等について】
それから最後が、県立アリーナの開館が近づいてまいりましたけれども、それに向けまして、この開館の日に式典をやりますけれども、一般の方の参加も公募で申し込みをいただいていたところでございます。今後の開館記念式典については、2,500名の一般の方の参加を応募いただいていたわけですけれども、延べ2万2,644名の方から応募がございまして、抽選しまして、本日、当選はがきを当選の方にはお送りしたいと思っております。それと、それに先立ちまして、今週末の16日には、施設の中をご案内する内覧会というのを設けておりまして、これには730名の定員で申し込みを受け付けましたところ、こちらも延べ9,583名の多くの方から応募いただきまして、こちらは先週の2月7日にメールで当選通知をすでにお送りさせていただいたところでございます。両イベントとも、たくさんの方にご応募いただきまして本当にありがとうございます。この16日も24日も、来ていただいた方には思い出に残る良いイベントにしたいと思っております。ぜひ楽しみに当選された方には、お越しいただければと思います。そして開館後もそうなのですが、アリーナは車の乗り入れをお控えいただくようにお願いしております。公共交通を利用してのご来場をお願いしたいと思います。それと、今の2件と別に、3月16日に県で主催する県民参加型イベント「行ってみよう!みんなのアリーナ体感デー」というのを予定しておりまして、デザイナーのコシノジュンコさんにプロデュースしてもらうイベントを実施する予定にしております。この募集は今週水曜日、2月12日から開始する予定になっております。また今週水曜日に改めて募集の資料も提供いたす予定にしております。ぜひ、こちらもたくさんの方にご応募いただければと思いますのでよろしくお願いします。
私から4点、長くなりましたが、以上ご報告でございます。

 

質問項目

1.かがわマラソンについて
2.令和7年度当初予算について
3.MICEの誘致について
 

質問事項

【1.かがわマラソンについて】
幹事社:かがわマラソンについてお尋ねいたします。かがわマラソン実行委員会の総会で、マラソンの正式名称が「かがわマラソン」に決まりました。そこで、来年3月15日の開催に向けて、どのように盛り上げ、どのような大会にしたいと考えているか知事のお考えを伺います。

知事:来年、香川で初めての(※後段に訂正あり)フルマラソン大会ですけれども、正式名称が「かがわマラソン」に決定いたしました。日付は来年3月15日の開催でございます。第1回の大会は、「かがわマラソン2026」ということで、そちらもあわせて決まったところであります。この大会に向けまして、もう1年少しなのですけれども、多くのランナーに参加をいただきたいということで、これからそのために、大きくは2つ、このマラソンのセールスポイントをしっかり発信したいと思います。
1つは県立アリーナをスタート・フィニッシュにいたします、非常に交通の便のいい場所になりますので、全国のいろいろなマラソン大会に比べても、格段にスタート場所の交通の便が良いというマラソンになると思います。これをしっかり発信したいと思います。それと、スタート・フィニッシュ会場は県立アリーナ及びその周辺ですので、非常に雨とかそういう心配のない形で準備ができる、また、ゴールした後の帰りの準備もできるということで、快適性というのも、ランナーにとっては非常にセールスポイントになるのではないかと思っております。それからもう1つは、香川の平場が多いということで、起伏の少ない走りやすいコース設定を今、最終調整中ですけれども考えておりまして、コースの起伏性が少ないこと、記録をねらいやすいコースであるということもPRをしていきたいと思います。
それから2つ目は、やはりこのマラソンの知名度を高めるために、世界でも活躍されたトップレベルの元マラソン選手の方に、大会アンバサダーとして就任をいただいて、いろいろな形でPR、事前、当日も参加をいただけないかということで、こちらについては今、そういった(アンバサダーに)なっていただける方を調整中でありますが、ぜひ実現したいと思っております。
それから、どういう大会にしていきたいかということで、1つは、フルマラソンは42.195キロなので、そこにはやっぱり難しいと言われる小さいお子さんですとか、そういう方のために、当日に小学生なども参加できる短い、よく「ファンラン」という言い方をしていますけれども、市内での短いマラソンのコースを並行して行いたいと思います。
それから2つ目は、せっかく県外からも交通、JRの駅のそばなので、たくさん来ていただけると思います。それで、県外の方がせっかく香川、高松に来ていただいたら、できるだけ長く滞在をしていただきたいと思っておりまして、マラソン当日の前の日の夜、それから終わった日の夜、ぜひアリーナの周辺で、夜も楽しめるようなマルシェですとか、飲食ですとか、イベント、音楽、そういったものをこれからですけれども充実させて、このかがわマラソン、前も後も楽しいと結果的に滞在も長くなる、こういうマラソン大会を目指したいと思っております。
それから、やはり当日のランナーの一番の楽しみの1つは、給水所で食べられるおやつと言いますか、飲食。これが非常に大会のセールスポイントにも、他の地方マラソンでもなっております。ぜひ、ここも工夫をして、さぬきうどんは必須だと思っておりますけれども、いろいろな香川県産のおいしいものを用意したいと思います。それと沿線で音楽、ダンス、こういったものもできるだけ多くの協力も得ながら、そういう企画も作っていきたいと考えております。
今、申し上げた具体的なまだこれから詰めていく内容ばかりですけれども、方向性を持って、できるだけランナーが走りやすくて記録もねらえる、こういうマラソンだと、それからたくさんの方に県内の方にも、できたら沿線に出てきていただいて、ボランティアをやっていただいたり応援していただいたりということを目指していきたい。それから県外の方を中心に、できるだけ長く滞在していただけるような、そういうマラソン大会にできたらと考えております。

【2.令和7年度当初予算について】
記者:その他の質問で恐縮なのですが、2月の定例県議会に関連して質問をさせていただきます。例年2月で当初予算を提案されるかと思いますが、当初予算を通してどのような香川県にしたいのか、改めて知事のお考えと、あと今回新設された未来投資事業で実現したいことをそれぞれ教えてください。

知事:今回の予算、令和7年度、これはコロナからの回復を超えて、未来に、将来にわたって香川が発展していける、経済、社会ともに発展していける、そういう基盤をつくっていく、そういったことに重点を置いた予算にしたいと考えて策定をしたところです。そして、その大きな内容として、未来投資枠というのを設けて策定をいたしました。この未来投資枠は、将来の香川の特に経済を引っ張っていく基盤、これはスタートアップであったり、県内企業の拡大、事業拡大であったり、県外企業の県内への進出であったり、こういったものが、将来も長く香川の経済を牽引するものになりますので、それをできるだけ実現できるような予算、これを考えております。もう1つは、当面の人手不足であったり、それから医療の課題、救急車がなかなか患者様が医師にたどり着くのに時間がかかってきているという、こういった今の課題への対応も、この中であわせて行いたいと考え、そういう予算を組んでおります。

【3.MICEの誘致について】
記者:アリーナについてなのですけれども、指定管理者の方でかなりコンサートの誘致が進んでいると思うのですけれども、その中でMICEの誘致について現状どう見てらっしゃるかというところと、あと県として協力できることはどのようなことがあるかというところを教えてください。

知事:MICEはこれまでも海外の方がおいでになる会議、大会、それから全国のいろいろな関係者が集まる会議、大会、こういったものを誘致しておりましたが、1万人が入れるメインアリーナが使えるということで、そのぐらいの規模の大会、会議がなかなか誘致できなかったのですけれども、そういうものを今後誘致していきたいと思います。県でも、特に外国の場合は外務省であったり、在京の大使館であったりしますけれども、そういったところに、このアリーナの情報提供をする、また国内の場合は、特に医療関係の会合などが非常に多いのですけれども、そういったところへの今回のアリーナの情報提供を行う、こういったことを今もやっておりますけれども、さらに積極的に進めたいと考えております。

【1.かがわマラソンについて】
(※)マラソンのところで、ちょっと私の発言不正確なとこありまして、公認の大規模フルマラソンが今回初めてということで、フルマラソンは先日のタートルマラソンとかがございますので、お詫びして訂正させていただきます。よろしくお願いします。
 

以上

 

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