官民連携の推進
サイバー防犯ボランティアとは
サイバー防犯ボランティアは、「自分たちの利用するインターネットの安全は自分たちで守る」というコンセプトの下、安全で安心して利用できるインターネット空間をつくるため、
- 被害防止のための教育活動
- 広報啓発活動
- サイバー空間の浄化活動
等を行う自主的な防犯活動です。
1.被害防止のための教育活動
インターネットやスマートフォンを利用する青少年やその保護者、地域住民等を対象に、警察や教育機関、自治体等と連携して、インターネットの実態や危険性、被害防止のための講習を行っています。
2.広報啓発活動
サイバー防犯ボランティアは、県警察と連携し、街頭キャンペーンなどにおけるサイバー犯罪の防犯チラシの配布や、サイバーセキュリティに関するクイズを行うなど、様々な広報啓発活動を行っています。
3.サイバー空間の浄化活動(サイバーパトロール活動)
サイバーパトロールとは、インターネット上の違法情報等を発見する活動のことです。
サイバーパトロールを通じて発見した違法情報等については、インターネット・ホットラインセンターやサイト管理者等に通報しています。
インターネット・ホットラインセンターは、通報を受けた内容について、警察等関係機関への情報提供やサイト管理者に対する削除依頼等を行っています。
サイバー防犯ボランティアの活動事例
令和6年8月現在、県下のサイバー防犯ボランティアは6団体であり、そのうち
- 香川大学サイバー防犯ボランティア「SETOKU」
- 専門学校穴吹コンピュータカレッジ
の2団体に、香川県警察サイバー防犯ボランティアを委嘱しています。
1.被害防止のための教育活動
- サイバー犯罪被害防止のための教育活動(令和3年11月~)
SETOKUにおいて、県内の小学校に対してサイバー犯罪被害防止のためのリテラシー教育を継続して実施しています。
2.広報啓発活動
- セキュリティ企業と連携したサイバー防犯かるたの制作(令和5年9月)
サイバーセキュリティ分野における啓発及び教育を目的として、県警察、SETOKU、トレンドマイクロ株式会社の共同により、「サイバー防犯かるた」を制作しました。
SETOKUの学生たちにより、かるたの44の標語を考案し、トレンドマイクロ株式会社によりイラストを制作、同社によりかるたのダウンロード用ウェブサイト(https://go-tm.jp/karuta(外部サイトへリンク))を構築しました。
- 企業と連携したサイバーセキュリティイベントの開催(令和5年9月)
県警察、SETOKU、トレンドマイクロ株式会社、コネクシオ株式会社が連携し、高松市内のドコモショップ勅使店において、セミナーやサイバー防犯かるた体験会等を内容とした、サイバーセキュリティ啓発イベントを開催しました。
- 学園祭におけるサイバー防犯アカデミーの開催(令和6年7月)
穴吹コンピュータカレッジの学園祭において、サイバーセキュリティクイズ、スマートフォン乗っ取り体験、広報啓発動画の放映等を内容とした、サイバー防犯アカデミーを開催しました。
- 企業と連携した広報啓発チラシの作成(令和6年8月)
東京海上日動火災保険株式会社及び損害保険ジャパン株式会社のサイバー保険に関するチラシに、穴吹コンピュータカレッジ学生がデザインしたイラストを掲載し、サイバー犯罪被害防止のための広報啓発チラシを作成しました。
3.サイバー空間の浄化活動
- フィッシングサイトのテイクダウン活動(令和3年11月~)
SETOKUにおいて、サイバーパトロールにより発見したフィッシングサイトをセキュリティ企業等に通報するなど、フィッシングサイトのテイクダウン(機能停止)に向けた活動を継続して実施しています。
4.ボランティア活動の活性化
- 香川県警察・香川大学CTFコンテストの開催(令和5年12月)
サイバー防犯ボランティアの活性化及び知識・能力の向上のため、県警察と香川大学との共同開催により、SETOKU及び穴吹コンピュータカレッジ等を対象とした第2回目のCTFコンテストを開催しました。(協力:トレンドマイクロ株式会社、株式会社STNet)
※第1回目は令和5年2月に開催
民間企業等との連携について
民間企業等との連携した取組や、連携に関する県警察からのお知らせ等については、こちらをご覧ください。