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公開日:2024年6月19日

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ネットショッピング詐欺・返金詐欺対策

偽のインターネットショッピングサイトを構築し、商品の注文・代金の振込を受けた上、商品を発送しない又は偽物の商品を発送するなどの「ネットショッピング詐欺」が多発しています。
また、ネットショッピング詐欺の被害者に対し、キャッシュレス決済サービス(○○ペイ等)での返金を持ち掛け、逆に電子マネー残高を送金させてだまし取る「返金詐欺」も発生しています。

よくある相談

〇事例1(ネットショッピング詐欺)

インターネットで欲しい商品を検索していると、安く販売しているショッピングサイトを発見したので商品を注文したところ、メールで代金の振込先口座を指定された。案内に従って代金を振り込んだが、到着予定日を過ぎても商品が届かない。メールで問い合わせたが返信がなく、メールアドレス以外の連絡先の表示がない。

〇事例2(ネットショッピング詐欺)

○○ショップというネットショップに本物とうたっているブランドバッグが出品されていたので注文して代金を振り込んだが、送られてきたのは偽物のバッグだった。

〇事例3(返金詐欺)

ネットショッピングで商品を注文し代金を支払ったところ、販売元から欠品等を理由にSNSで「○○ペイで返金する」との連絡があった。相手の指示に従ってスマホを操作したところ、逆に自身の電子マネーを送金させられてしまった。

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手口の特徴

【ネットショッピング詐欺】

〇「品薄」等の表示により商品の購入を急がせる

「品薄」、「本日限り」等と表示することによって、消費者心理につけ込み、商品購入を急がせることがあります。

〇割引が過大である

通常では考えにくい販売価格の大幅な値引きを強調し、消費者心理につけ込み、商品購入を煽ることがあります。

〇代金支払い方法が銀行振込のみなど限定的である

銀行口座等への前払いのみ、クレジットカードのみ、代金引換のみなど、代金支払い方法が限定されていることがあります。

〇会社概要に実在しない住所が記載されている

ウェブサイトに記載されている販売業者の住所が、虚偽であったり、無関係の住所の場合があります。

偽サイトの特徴の画像
出典:警察庁ウェブサイト(https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/countermeasures/fake-shop.html)

【返金詐欺】

銀行振込で代金を支払ったのに、キャッシュレス決済サービス(○○ペイ等)での返金にしか対応しないなど、返金方法が不自然に限定されます。

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被害に遭わないために

【ネットショッピング詐欺】

〇ショッピングサイトを「SAGICHECK」で確認する

サイトの見た目だけで偽ショッピングサイトを見分けることは困難です。
JC3(一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター)では、収集した偽ショッピングサイト情報を、インターネット利用者がウェブサイトの信ぴょう性を確認できるサービス「SAGICHECK」(外部サイトへリンク)に提供しています。この「SAGICHECK」を利用することで、ウェブサイトの危険性について確認することができます。
詳しくは、JC3のウェブサイト(外部サイトへリンク)をご覧ください。

〇ウイルス対策ソフトやセキュリティサービスを利用する

危険なウェブサイトへのアクセスを防止する機能を持つウイルス対策ソフトや、通信事業者から提供されているセキュリティサービスを利用することで、安全性が高まります。

【返金詐欺】

〇キャッシュレス決済サービス(○○ペイ等)での返金には応じない

実際の被害事例では、相手の指示に従って○○ペイのアプリを操作したところ、自身がチャージしていた電子マネー残高を他人に送金させられています。
解除コードだと騙されて送金額を入力させられたり、エラーが発生したと言われ何度も送金させられたりする被害が発生しています。
また、操作を疑問に思っても、相手から「大丈夫」「これをしないと返金できない」等と言われて考える時間を奪われ、早く返金してほしいという焦りから、相手の指示に従って送金操作をしてしまうおそれがあります。
キャッシュレス決済サービスでの返金を持ち掛けられても、相手方に銀行振込での返金を求めるなどして、キャッシュレス決済サービスでの返金には応じないようにしましょう。

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被害に遭ってしまったら

〇クレジットカード会社等に連絡する

偽ショッピングサイト等にクレジットカード番号等を入力してしまった場合は、クレジットカード会社に連絡して、支払いの停止を依頼してください。

〇IDやパスワード等を変更する・サービスを停止させる

偽ショッピングサイト等にIDやパスワード等を入力してしまった場合は、そのIDやパスワード等を利用している全てのサービスにおいて、パスワードを変更してください。

〇サイト情報や相手とのやり取りの内容等を保存する

偽ショッピングサイト等の情報(URL、トップ画面等の画像)、口座情報や振込記録等の取引情報、相手とのメール等のやり取り内容等の資料を保存してください。

  • 商品が出品されていたショッピングサイトのURL、画像
  • ショッピングサイト運営会社の情報(法人名、住所、電話番号等)
  • 落札日時又は購入日時
  • 送金先の金融機関名、口座番号、口座名義人
  • 代金を振り込んだことがわかる資料(振込明細等)
  • 取引相手とやりとりした際のメール(メールヘッダも含む)、SNS、電話、郵便等の情報を時系列に整理したもの

〇警察に通報・相談する

ショッピングサイト詐欺や返金詐欺の被害に遭った場合は、ショッピングサイトのURL、画像等の資料を持参して、最寄りの警察署に通報・相談してください。

通報・相談・情報提供窓口

なお、事前に電話で担当者と日時や持参する資料の調整をしていただくと対応がスムーズに進みます。

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参考リンク

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