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基本的なセキュリティ対策を実施し、安全安心にインターネットを利用しましょう。
OSやソフトウェアには、ぜい弱性(セキュリティホール)が発見されることがあるため、ソフトウェアメーカー等から提供される修正プログラム(パッチ)を適用して、OSやソフトウェアを最新の状態に保ちましょう。
スマートフォンやネットワーク機器のソフトウェア(ファームウェア)も忘れずに更新しましょう。
コンピュータのOSやソフトウェアにおいて、プログラムの不具合や設計上のミスが原因となって発生した情報セキュリティ上の欠陥のことを言います。
ぜい弱性が残された状態でコンピュータを利用していると、不正アクセスに悪用されたり、ウィルスに感染したりする危険があります。インターネットに接続している場合には、ホームページが改ざんされたり、情報が漏えいしたり、他のコンピュータを攻撃するためのウィルスの発信源や踏み台に利用されたりするなど、犯罪者に悪用されてしまうおそれがあります。
ぜい弱性が発見されると、多くの場合、OSやソフトウェアを開発したメーカーが修正プログラムを提供しますが、次々と新たなぜい弱性が発見されているのが現状です。ぜい弱性を塞ぐには、「OSやソフトウェアの更新」が必要ですが、一度、ぜい弱性を塞いでも、また新たなぜい弱性が発見される可能性があるため、常にOSやソフトウェアの更新情報を収集して、できる限り迅速に更新しなければなりません。
ぜい弱性情報については、ソフトウェアを開発したウェブサイトのほか、下記ウェブサイトからも確認できますので参考にしてください。
ゼロデイ攻撃とは、OSやソフトウェアのぜい弱性が発見されたときに、メーカーが修正プログラムを配信するまでの間に、そのぜい弱性を利用して行われる攻撃のことを言います。
ユーザアカウントであるIDとパスワードが窃取されてしまうと、不正アクセスされ、機器やアカウントを乗っ取られたり、インターネットサービスを悪用されたりしてしまいます。そのような被害に遭わないためにIDやパスワードは、適切に管理しましょう。
(悪用事例)
初期パスワード(デフォルトパスワード)は、購入時等にあらかじめ設定されているパスワードで、初期のテストやインストール、設定等のために使用するパスワードです。多くの場合、初期パスワードは製品ごとに共通で、取扱説明書等に記載されているため、初期パスワードを変更せずに機器やパスワードを使用していると、攻撃者に機器やソフトウェアが乗っ取られる危険があります。
初期パスワードのまま使用せず、必ず変更しましょう。
単語や生年月日等を含めたパスワードは、犯罪者に簡単に推測されてしまいますので、次の例を参考に、安全なパスワードを設定しましょう。
「コアパスワード」の活用 2.サービス毎に異なるパスワードを作成
コアパスワードが共通でも、異なる識別子を追加すれば、サービス毎に異なるパスワードが作成可能となり、パスワードの使い回しが回避できます。 |
次の例を参考に適切に管理して下さい。
インターネットサービスでのセキュリティ機能を活用することも有効です。
◎他人のID・パスワードを不正利用しログインすることは、不正アクセス禁止法違反に該当するおそれがありますので、お近くの警察署又は警察本部サイバー犯罪対策課に相談して下さい。
ウィルスに感染してしまうと、情報が抜き取られたり、バックドアと呼ばれる不正な侵入口を設置されるなどしてしまうため、必ずウィルス対策ソフト等を導入しましょう。
また、導入後は、常の最新の状態を保つようにしましょう。
ウィルス対策ソフトがパソコンにインストールされている場合には、通常、パソコンのタスクバーにウィルス対策ソフトが動作していることを示すアイコンが表示されます。また、パソコンのプログラムの一覧で、ウィルス対策ソフトが含まれているかどうかを確認する方法もあります。
ウィルス対策ソフト等が新しいウィルスに対応するためには、常にパターンファイルを最新のものに更新しておかなければなりません。パソコンにウィルス対策ソフト等がインストールされていても、パターンファイルが古いままでは、ウィルスに感染してしまう危険があります。
ウィルス対策を万全にするためには、ウィルス対策ソフト等を導入して、ウイルスパターンファイルを更新するだけでなく、定期的なウィルススキャンを実行することが大切です。