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9月9日(月曜日)、香川県を出発し、10時間近くかけて、中国・陝西省に到着しました。初めての海外という生徒が多く、緊張している様子もありましたが、これから始まる5日間の滞在を心から楽しみにしている様子でした。
夜には、陝西省側が歓迎夕食会を開催してくれました。今回の派遣にご協力いただいた陝西省体育局から、「スポーツは、人類共通の言語として、国境、人種、文化の壁を越えて、私たちを結びつける。ここではサッカーを懸け橋とし、この交流を通じて互いに学び、共に進歩し、友情と成長を得ることを願う。皆様の来訪を心から歓迎し、今回のスポーツ交流活動が円満に成功することを願う。」などの歓迎の言葉をいただきました。香川県青少年サッカー交流代表団長からは、「今回の滞在が交流の絆が深まるきっかけになることを願う。美味しい食べ物や魅力的な観光地も楽しむことで、生徒たちの思い出になればと思う。」との挨拶がありました。夕食会は、交流だけでなく、陝西省の料理を堪能する時間にもなりました。
9月10日(火曜日)、翌日の交流試合に向けたトレーニングを終えた後、弘法大師空海が修行した青龍寺と、世界遺産の秦始皇帝兵馬俑博物館を訪問しました。
まず、青龍寺では、担当者から説明を受けながら、資料や建造物などを見学しました。特に、1982年に日中友好と弘法大師空海の功績を称えるために建立された「空海記念碑」を熱心に見学していました。香川県と陝西省との関わりをより実感する時間になったと思います。
次に、秦始皇帝兵馬俑博物館では、ガイドから説明を受けながら、展示物を見学しました。スケールの大きい展示に、生徒たちは驚いた様子でした。たくさん写真を撮ったり、土産店で買い物をしたりして、博物館での時間を楽しんでいました。
9月11日(水曜日)、西安オリンピック体育センターでの施設見学と、西安市鉄一中学(陸港)での文化交流と交流試合を実施しました。
文化交流では、工作などを通じて生徒たちと一生懸命コミュニケーションを取りながら、交流を深めていました。西安市鉄一中学の生徒からの熱烈な歓迎を受け、生徒も喜んでいました。学生民族楽団の演奏も鑑賞し、多様な文化に触れました。
文化交流の後は、いよいよ交流試合。各チームでウォーミングアップを行った後、試合開始! 接戦の結果は、西安市鉄一中学の勝利!
試合が終わった後は、対戦相手の西安市鉄一中学に、各自が用意した香川県に関係するお土産を渡し、会話をするなどして交流を深めました。西安市鉄一中学の生徒が英語を使って積極的にコミュニケーションを取ってくれたことにより、会話が弾んでいました。
9月12日(木曜日)、陝西師範大学附属中学高等部との交流試合と大雁塔、大慈恩寺などへの訪問を実施しました。
交流試合は陝西師範大学附属中学高等部の勝利でしたが、偶然、隣のグラウンドで練習をしていた陝西省青少年サッカー交流団のメンバー(今年1月に来県)から、日本語で「頑張れ!」と応援を受け、懸命にボールに食らいついていました。休憩時間には、陝西省青少年サッカー交流団のメンバーと久しぶりの再会を喜んでいました。試合が終わった後には、対戦相手の陝西師範大学附属中学高等部に、各自が用意した香川県に関係するお土産を渡し、会話をするなどして交流を深めました。
交流試合が終わった後は、大雁塔、大慈恩寺などを訪問しました。夜には陝西省側が送別夕食会を開催してくれました。各々、陝西省滞在の最後の夜を満喫していました。
9月13日(金曜日)、陝西省でのすべての日程を終え、帰国の途につきました。それぞれが満足した表情を浮かべていました。今回の交流で得たものを今後にも活かしていただけたらと思います。
10月11日(金曜日)、9月に陝西省へ派遣された香川県青少年サッカー交流代表団の代表が県庁を訪れ、知事を表敬訪問し、事業の報告を行いました。
派遣高校の校長先生からは「サッカーだけではなく、香川県との繋がりや陝西省の歴史、文化にも触れることのできる貴重な機会だった。」という言葉をいただきました。生徒の代表からは、「陝西省の選手は体格が日本の選手と異なっていて、日本では経験できない経験ができた。」や「秦始皇帝兵馬俑博物館が印象に残った。」というように、陝西省での交流の様子を活き活きと知事に報告していました。
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