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公開日:2023年6月23日

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消防団について

消防団は、消防組織法に基づき、それぞれの市町村に設置される非常備の消防機関です。
その構成員である消防団員は、それぞれの職業を持ちながら、権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員として、消防署員と共に消火活動や防災活動を行っています。
「自分たちのまちは自分たちで守る」の精神のもと、平時・非常時を問わずその地域に密着した消防防災のリーダーとして、住民の安全と安心のための活動を行っています。

あなたも、消防団員として地域のために活動してみませんか?

消防団にご興味のある方は、「香川県の消防団」のページ(外部サイトへリンク)から、お近くの市町消防担当窓口までお問い合わせください。
また、消防団員を雇用する事業所の皆様におかれては、消防団活動へのご協力をお願いします。

1.消防団員について


消防団は、常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を活かした消火活動や救助活動等を行う、非常勤特別職の地方公務員です。
香川県では、7,266名(令和5年4月1日時点)が消防団員として活躍されています。

入団の条件

消防団の入団資格は、市町ごとに条例で定められています。
一般的には18歳以上で、その市町に居住(または勤務・通学)している人なら、性別・職業を問わず、誰でも入団することができます。

報酬等

消防団員には、市町の条例に基づき、年額の報酬や火災その他災害に出動した場合の報酬が支給されるほか、消防団員が退職する際には、階級や勤続年数に応じて退職報償金が支給されます。
また、消防団員の活動中の不慮の事故による死亡や負傷等、公務災害に備えた補償制度があります。

活動内容

消防団の主な特性に次の3つがあります。

  • 構成員である団員は、地域の住民であることが多く、地元の事情等に通じ地域に密着した存在(地域密着性)
  • 多数の団員の動員が可能(要員動員力)
  • 日頃からの教育訓練により、災害発生時には即時に対応できる技術と知識を保有(即時対応力)

消防団は、これらの特性を活かして、通常の火災現場における消火活動や後方支援はもとより、災害時には、救助資機材を活用した救助・救出や、地域住民の避難誘導、避難所運営の支援など、地域防災の中核として活動しています。
また、日頃から災害に備えた訓練を行うとともに、応急手当やAED使用方法の普及指導活動、住宅用火災警報器の普及促進や、高齢者宅の防火訪問、地域の防災意識の向上を目指した火災予防運動や広報活動など、幅広い活動を行っています。

<消防団員の活動内容紹介>

優遇措置

一定の要件を満たす消防団員が以下の資格を取得する場合、資格試験で科目の一部が免除されます。

  • 危険物取扱者(丙種)
    要件:消防団員歴5年以上で、消防学校における基礎教育または専科教育の警防科を修了した者
    資格取得により行える作業等:ガソリン、灯油、軽油などの取扱作業
  • 消防設備士(乙種第5類)
    要件:消防団員歴5年以上で、消防学校における専科教育の機関科を修了した者
    資格取得により行える作業等:金属製避難はしご、救助袋、緩降機の整備または点検
  • 消防設備士(乙種第6類)
    要件:消防団員歴5年以上で、消防学校における専科教育の機関科を修了した者
    資格取得により行える作業等:消火器の整備または点検

2.消防団協力事業所表示制度について(事業所の皆さまへ)

消防団員の約7割が被雇用者(サラリーマン)という状況の中、消防団の活性化のためには、事業所の消防団活動に対する理解・協力が必要不可欠です。
県内市町や総務省消防庁では、消防団員を雇用する事業所の消防団活動への一層の理解と協力を得るために、平成18年度より、消防団活動に協力している事業所を顕彰する「消防団協力事業所表示制度」を構築し、その導入推進を図っています。

制度の概要

本制度は、消防団活動への理解や御協力をいただいている事業所等を「消防団協力事業所」に認定し、協力事業所が地域への社会貢献を果たしていることを社会的に評価しようというもので、県内では約70の事業所等が「消防団協力事業所」に認証されており、表示証が交付されています。消防団協力事業所表示証(例)

協力事業所として認められた事業所等は、表示証を事業所内に掲示したり、自社ホームページで公表、各種印刷物に掲載することができるほか、市町のホームページで公表されるなど地域への社会貢献を広くPRすることができます。

県内市町の導入状況

高松市(外部サイトへリンク)丸亀市(外部サイトへリンク)坂出市(外部サイトへリンク)善通寺市(外部サイトへリンク)観音寺市(外部サイトへリンク)さぬき市(外部サイトへリンク)三木町(外部サイトへリンク)多度津町(外部サイトへリンク)

消防団協力事業所の関連ページリンク

3.県による消防団活性化に向けた取組み

県では、市町や公益財団法人香川県消防協会と連携しながら、消防団の機能充実支援や団員確保に向けた普及啓発などの取組みを実施しています。

  • 消防団員応援制度
    地域の安全・安心を守っている消防団を地域ぐるみで応援するため、公益財団法人香川県消防協会が平成28年1月1日から開始した取組みです。約3,000軒のお店が、消防団員を応援しています。詳細は消防団員応援制度のページをご確認ください。
  • 香川県消防操法大会の実施
    消防団員の消防技術の向上と士気の高揚を図り、さらに消防活動の充実発展に役立てるため、毎年9月に消防操法大会を実施しています。令和5年度の大会概要については、香川県消防操法大会のページをご確認ください。
  • 消防功労者定例表彰式
    消防団員、職員の労苦に感謝し功労に報いるため、表彰を行っています。
  • 消防団活動体験の実施
    かがわ防災フェスタ2023において、消防団活動の理解促進、防災思想の向上を目的として、現役消防団員による子供に対する消防団活動体験を行いました。詳細は、消防団活動体験を行いましたのページをご確認ください。

 

 

このページに関するお問い合わせ

危機管理総局危機管理課

電話:087-832-3182

FAX:087-831-8811