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がん検診は、がんを早期に発見し、必要かつ適切な治療を行うことにより、がんの死亡率を減少させるために行われるものです。
がん検診では、正しい検診(科学的根拠に基づく種類、対象年齢、受診間隔)を正しく行うことにより、がんの死亡率を減少させることができます。
市町では、国が定める「がん予防重点健康教育及びがん検診の実施のための指針」に基づき、がんの死亡率を減少させる効果があると認められた検診が実施されています。この指針で定められているものは、次のとおりです。
種類 |
対象者 |
受診間隔 | 検査内容 |
胃がん |
50歳以上 |
2年に1回 | 胃部エックス線検査または胃内視鏡検査 【胃部エックス線検査】 バリウム(造影剤)と発泡剤(胃を膨らませる薬)を飲みエックス線で胃の形や粘膜を撮影します。 【胃内視鏡検査】 先端にカメラのついたチューブを口または鼻から挿入し、胃を観察します。 ※胃部エックス線検査は、市町によっては、40歳以上、年1回受けることも可能です。 |
肺がん |
40歳以上 |
年1回 |
胸部エックス線検査 喀痰細胞診 |
大腸がん |
40歳以上 |
年1回 | 便潜血検査 便の中の血液を調べ、大腸内の出血の有無を調べます。 |
乳がん |
40歳以上 女性 |
2年に1回 | 乳房エックス線検査(マンモグラフィ) 乳房を装置ではさみ、圧迫してエックス線撮影します。 |
子宮頸がん |
20歳以上 女性 |
2年に1回 | 細胞診 子宮頸部の細胞を採取し、顕微鏡で診断します。 |
がん検診には、お住まいの市や町が実施しているもの(住民検診)、お勤め先が実施しているもの(職域検診)があります。がん検診の受け方については、以下のフローチャートを参考にしてください。
令和6年度県内市町がん検診情報の一覧はこちら(令和6年4月現在)
表内の市町名をクリックすると、各ホームページに移動します。
市町名 |
担当窓口 |
TEL |
健康づくり推進課 |
087-839-2363 |
|
健康課 |
0877-24-8806 |
|
けんこう課 |
0877-44-5006 |
|
保健課 |
0877-63-6308 |
|
健康増進課 |
0875-23-3964 |
|
国保・健康課 |
0879-26-9908 |
|
長寿保健課 |
0879-26-1360 |
|
健康課 |
0875-73-3014 |
|
健康福祉課 |
0879-62-7002 |
|
健康づくり福祉課 |
0879-82-7038 |
|
住民健康課 |
087-891-3303 |
|
直島町 |
健康推進室 |
087-892-3400 |
保健センター |
0877-49-8008 |
|
健康福祉課 |
087-876-2525 |
|
子ども・保健課 |
0877-75-6719 |
|
健康福祉課 |
0877-33-1134 |
|
健康増進課 |
0877-73-0126 |
公表されている受診率は以下の2種類(いずれも厚生労働省が実施)です。
国民生活基礎調査 | 地域保健・健康増進事業報告 | |
受診率の 算定方法 |
(分母)調査の回答者数 | (分母)全住民 |
(分子)検診を「受けた」と回答した者の数 | (分子)住民検診の受診者数 | |
留意点 |
調査結果は対象者の回答に基づくため、実際に検診を受診した人数を集計したものではなく、対象者の記憶違いなどによる誤差が含まれます。 健診等(健康診断、健康診査及び人間ドック)の中で受診したものを含みます。 |
住民検診のみの受診率(実測値)であり、職域の受診状況が反映されていません。 市町が国の指針に基づき実施したがん検診の受診者数のみを算定しています。 |
令和4年がん検診受診率
種別 | 胃 (40~69歳) 【過去1年間】 |
胃 (50~69歳) 【過去2年間】 |
大腸 (40~69歳) 【過去1年間】 |
肺 (40~69歳) 【過去1年間】 |
乳 (40~69歳) 【過去2年間】 |
子宮頸 (20~69歳) 【過去2年間】 |
香川県 | 45.1% | 52.7% | 47.9% | 54.0% | 52.2% | 48.8% |
前回調査 との比較 |
0.5ポイント低下 (令和元年45.6%) |
0.8ポイント向上 (令和元年51.9%) |
1.3ポイント向上 (令和元年46.6%) |
1.4ポイント低下 (令和元年55.4%) |
1.0ポイント向上 (令和元年51.2%) |
0.4ポイント向上 (令和元年48.4%) |
全国 | 41.9% | 48.4% | 45.9% | 49.7% | 47.4% | 43.6% |
「第4次香川県がん対策推進計画」では、がん検診受診率(国民生活基礎調査)の数値目標を60%以上としています。
令和4年度がん検診受診率
種別 | 胃 (50~69歳) |
大腸 (40~69歳) |
肺 (40~69歳) |
乳 (40~69歳) |
子宮頸 (20~69歳) |
香川県 | 8.2% | 9.0% | 7.0% | 22.1% | 18.5% |
前回調査との比較 ()内は令和3年度の数値 |
0.7ポイント向上 (7.5%) |
0.1ポイント低下 (9.1%) |
0.2ポイント低下 (7.2%) |
1.1ポイント向上 (21.0%) |
1.1ポイント向上 (17.4%) |
全国 | 6.9% | 6.9% | 6.0% | 16.2% | 15.8% |
県は、香川県がん検診受診率向上プロジェクト推進企業グループと協定を締結し、がん検診の受診率の向上に向けた取組みやがん予防の普及啓発を協働で進めています。
【令和6年度ポスター】(PNG:534KB)
香川県がん検診受診率向上プロジェクト推進企業グループ参画企業(五十音順)(令和6年6月19日現在)
朝日生命保険相互会社 |
穴吹興産株式会社 |
アフラック生命保険株式会社 |
株式会社香川銀行 |
香川ヤクルト販売株式会社 |
生活協同組合コープかがわ |
住友生命保険相互会社 |
第一生命保険株式会社 |
高松琴平電気鉄道株式会社 |
高松信用金庫 |
東京海上日動あんしん生命保険株式会社 |
東京海上日動火災保険株式会社(事務局) |
日本生命保険相互会社 |
株式会社百十四銀行 |
三井住友海上あいおい生命保険株式会社 |
明治安田生命保険相互会社 |
がん検診で精密検査が必要(要精検)と判定された方は、「がんの疑いがある」方です。より詳しい検査を行い、本当にがんがあるかを調べる必要があります。
症状がない、健康だからといった理由で精密検査を受けないことは、がん検診で見つかるはずのがんを放置してしまうことになります。自分で判断せず、精密検査が必要と判定されたら必ず精密検査を受けましょう。
県では、各市町等での各種がん検診の結果、精密検査が必要とされた方に参考としていただくため、医療機関からの届出により「香川県がん検診精密検査協力医療機関名簿」を作成・公表しています。
この名簿に掲載している医療機関は、「香川県がん検診精密検査協力医療機関名簿作成要領」に定める届出基準を満たした医療機関ですが、必ずしもこの名簿に掲載している医療機関でなければ精密検査を受診できないということではありません。
「香川県がん検診精密検査協力医療機関名簿」は以下の表からご覧いただけます。
香川県がん検診精密検査協力医療機関名簿 | |
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香川県がん検診精密検査協力医療機関一覧(PDF:224KB)(令和5年9月更新) | |
各がん検診精密検査 協力医療機関 |
胃がん検診(PDF:195KB)(令和5年4月更新) |
子宮頸がん検診(PDF:48KB)(令和5年3月更新) | |
肺がん検診(PDF:103KB)(令和5年9月更新) | |
乳がん検診(PDF:48KB)(令和5年3月更新) | |
大腸がん検診(PDF:75KB)(令和5年3月更新) |
がん検診の精密検査への協力をお考えの医療機関の方は次のページをご覧ください
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