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公開日:2024年10月30日

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「熱中症特別警戒アラート」の運用がはじまります!

令和6年度の運用期間終了【熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラート】 

 近年、気候変動等の影響により、国内の熱中症による救急搬送人員は毎年数万人を超え、死亡者数も高い水準で推移しています。こうした状況を踏まえ、熱中症への警戒を呼び掛けるため、環境省と気象庁は、「熱中症警戒アラート」を令和3年から運用しています。

 今般、気候変動適応法の改正により、深刻な健康被害が発生しうる場合に備え、一段上の「熱中症特別警戒情報」(通称:熱中症特別警戒アラート)が創設されました。

熱中症特別警戒アラート

 

 令和6年4月24日より、従前から運用してきた「熱中症警戒アラート」に加え、「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始され、気温が特に著しく高くなり熱中症による人の健康に対する重大な被害が生じるおそれのある場合に発表されます。

 

 

 

 

 

熱中症特別警戒アラートポスター/環境省(PDF:630KB)

「熱中症特別警戒アラート」と「熱中症警戒アラート」について

  熱中症特別警戒アラート 熱中症警戒アラート
位置づけ等 

気温が特に著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合に発表。

(熱波が都道府県の域を超えて広域に発生し、過去に例のない危険な暑さとなり、熱中症救急搬送者数の大量発生を招き、医療の提供に支障が生じるような状況) 

指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)が開放されます。

気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがある場合に発表。 

(熱中症搬送者が大量に発生する可能性がある状況) 

熱中症の危険性に対する「気づき」とともに、個人の予防行動を促すものです。

発表基準  香川県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35に達すると予測される場合 香川県内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33に達すると予測される場合 
発表の タイミング 前日14時頃に発表(前日10時頃の予測値で判断) 前日17時頃及び当日5時頃時点における予測値を基に発表

情報提供 方法 

環境省から県を通じて市町に伝達があります。各市町の情報提供方法をご確認ください。

環境省「熱中症予防情報サイト」(外部サイトへリンク)等でも発表状況が確認できます。

環境省「熱中症予防情報サイト」(外部サイトへリンク)等で発表状況が確認できます。
制度運用 開始 令和6年4月~ 令和3年4月~
運用期間 令和6年は、4月24日(水曜日)から10月23日(水曜日)まで

 (※)香川県内の暑さ指数情報提供地点は6地点(内海、高松、多度津、滝宮、財田、引田)です。  

暑さ指数とは?

WBGT(湿球黒球温度) :Wet Bulb Globe Temperature

 熱中症の危険度を判断するため、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標です。「気温」のほかに、人体の熱収支に与える影響の大きい、「湿度」と「日射・輻射(ふくしゃ)」をもとに算出されます。厳密には「風」の影響も受けます。

> 詳細を見る(PDF:443KB)

WBGT(PDF:443KB)

 暑さ指数を用いた指針としては、日本生気象学会による「日常生活における熱中症予防指針」、日本スポーツ協会による「熱中症予防運動指針」等があり、暑さ指数に応じて注意事項が示されています。

 環境省では、全国841地点の暑さ指数(WBGT)に関する情報提供を行っており、11地点の暑さ指数(WBGT)の実測値、830地点の暑さ指数(WBGT)の実況推定値とともに、全ての地点の暑さ指数(WBGT)の予測値を提供しています(地点数はいずれも令和6年6月時点)。

「熱中症予防情報サイト」(外部サイトへリンク)で確認することができます。

 

香川県の状況

 

 近年、夏期における暑さは厳しく、猛暑日、熱帯夜の年間日数も増加しており、今後も増加すると予測されています。記録的な高温となった令和6年は、香川県では「熱中症警戒アラート」が、運用開始の令和3年以降で最も多い44回発表されました。
 いずれの年も、月別では8月の発表回数が多いものの、6月下旬や9月上旬にも発表されたこともありますので、注意が必要です。

香川県の熱中症警戒アラートの発表履歴はこちら(PDF:358KB)

アラート履歴

環境省「熱中症予防情報サイト」の発表履歴をもとに作成

 

 国内の熱中症による死亡者数は増加傾向が続いており、近年では、年間1,000人を超える年もあります。本県でも、熱中症による救急搬送人員は高い水準で推移しており、令和6年は、記録的な猛暑と言われた平成30年を超え、消防庁が調査を開始した平成20年以降最も多くなりました。
 今後も、極端な高温の発生も懸念されていることから、熱中症発生リスクも増加すると予測されています。

救急搬送人員2

総務省消防庁「熱中症による救急搬送状況」をもとに作成

事前に情報を入手して備えましょう!

【環境省】公式LINE

 LINEアプリで、公式アカウントを友だち追加していただくと、 熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を、受け取ることができます。

 登録方法などの詳細は、LINEアプリを活用した熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラート・暑さ指数の情報発信(環境省サイトへリンク)をご確認ください。

 

暑さ指数メール配信サービス

 環境省が提供している暑さ指数の予測値及び実況値の情報を受け取ることができるメール配信サービスです。
 ※このサービスは、バイザー(株)による外部サービスであり、環境省が実施するものではありません。

 登録方法などの詳細は、熱中症警戒アラート等のメール配信サービス(環境省サイトへリンク)をご確認ください。

 

「熱中症特別警戒アラート」が発表されたら・・?

1)熱中症予防行動の実施の徹底をお願いします。

  • 室内等のエアコン等により涼しい環境にて過ごす。
  • こまめな休憩や水分補給・塩分補給
  • 身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認した上で、涼しい環境以外では、原則運動は行わない等の対策の徹底
  • 熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」※は自ら積極的に対策を徹底し、周囲の方も熱中症弱者への声かけを徹底

 ※「熱中症弱者」とは、脱水状態にある人、高齢者、乳幼児、からだに障害のある人、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、病気の人、体調の悪い人など、熱中症にかかりやすい方のことです。

2)熱中症対策としては、涼しい環境への避難が大切なため、市町が事前に指定を行っている場合は、クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)※が指定の時間帯に開放されます。自宅にエアコンがある場合等、涼しい環境が確保できる際には、クーリングシェルターへの移動は必須ではありません。

 ※クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)とは、暑さをしのげる場の確保として、市町村長が、冷房設備を有する等の要件を満たすことから指定した施設(公民館、図書館、ショッピングセンター等)となります。

→県内のクーリングシェルター指定状況はこちら

3)管理者がいる場所やイベント等について、暑さ指数(WBGT)などの実測の上、責任者が、管理者がいる場所やイベント等において、適切な熱中症対策が取れていることを確認し、適切な熱中症対策が取れない場合は中止・延期の検討をお願いいたします。

出典:熱中症予防情報サイト(環境省)より

 

詳しくは、環境省「熱中症予防情報サイト」(外部サイトへリンク)等をご覧ください。

 

このページに関するお問い合わせ

環境森林部環境政策課

電話:087-832-3215

FAX:087-806-0227

(担当)カーボンニュートラル推進室