農業・林業・水産業
出典:気候変動適応情報プラットフォーム
本県の気候変動影響と適応の方針を、分野ごとに一部ご紹介します。
気候変動影響の例
- 【水稲】出穂期・成熟期の気温上昇による白未熟粒の発生等の品質低下(写真1)
(写真1)水稲の白未熟粒(左)、正常粒(右)(画像提供:NTTデータCCS岩澤紀生)
- 【野菜】イチゴの花芽分化遅延
- 【果樹】ブドウの着色不良(写真2)やカンキツの浮皮(写真3)、生理落果などの品質低下
(写真2)ブドウの着色不良(画像提供:農研機構) (写真3)みかんの浮皮果(左)と正常果(右)(画像提供:香川県農業試験場)
- 【畜産】家畜(牛、豚、鶏)の生育低下や肉質・乳量・乳成分・産卵率等の低下(写真4)
(写真4)暑さでばてた牛(画像提供:農研機構)
- 【病害虫等】ネギやタマネギのべと病等の病害多発
- 【増養殖等】養殖ハマチでは適水温期間の長期化による収量増加
適応の方針例
例えば・・
- 地球温暖化に対応できる県オリジナル品種の開発、栽培
★「おいでまい」の栽培
★イチゴ「さぬき姫」の栽培
★ブドウ「シャインマスカット」栽培
- 夏場の高温を回避する技術や、可販収量を向上させる技術体系の構築・実証(ミニトマト、カーネーション等)
- 高温時期の飼養管理に関する指導や、暑熱対策に関する情報提供の実施
★乳用牛の暑熱対策
- 病害虫の発生を予察し、これに基づく情報提供の実施
- 海水温上昇などの海域環境に対応した養殖技術の開発・普及、海洋環境のモニタリング調査
などが挙げられます。
既存策施策は、★として表しています。
「香川県地球温暖化対策推進計画」から一部抜粋しています。詳しくはこちらに掲載されています。
イラスト出典:気候変動適応情報プラットフォーム
参考情報