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6月22日(土)、津田公民館北山分館付近の海岸にて「海の生き物観察講座」を開催し、大人と子ども合わせて23名が受講しました。本講座では、海辺の生き物観察を通して、香川の磯の生き物の生態について学びました。
はじめに、講師の紹介と観察時の注意事項の説明がありました。磯にはヒョウモンダコ、ガンガゼ、アカクラゲなど毒を持つ生き物が生息しており、それらの生き物に触れないよう注意がありました。参加した子どもたちも熱心に耳を傾けていました。その後、子どもの正しいライフジャケットの着用方法を教わり、保護者の方に手伝ってもらいながらライフジャケットを着用し、海岸へ移動しました。
〈生き物観察〉海岸で生き物観察をしました
観察についての注意事項の説明を聞き、生き物観察をしました。講座当日は潮位が高く、また雨で足元が滑りやすくなっていましたが、受講者同士で声をかけながら調査を行いました。岩の表面を覆いつくすほどのケガキや、岩の隙間にはびっしりとカメノテが生息していました。小さな石を動かしてみるとカニやフナムシが見つかり、大人も子どもも夢中で磯観察を楽しんでいる様子でした。
〈振り返り〉つかまえた生き物をみんなで観察し、指標生物の集計をしました
公民館に戻り、採取した生き物について講師の解説を聞きながらみんなで観察しました。その中でも、タイラギの大きさ、クモヒトデのユニークな形に子どもたちは興味津々な様子でした。次に、簡易調査シートについての説明がありました。20種類の指標生物の生物量を調べることでその海岸の環境状態を知る手がかりとなるそうです。今回の観察では、20種類の指標生物すべてを観察することが出来ました。さらに調査の結果、海の水質は“きれいな海”で、生物環境は“豊か”であることが分かりました。採取した生き物は観察後、海に返しました。
今回の講座を通じて海に親しみ、海の環境を良くする行動について考えるきっかけとなる大変有意義な講座となりました。受講者からは「普段見ることがない生き物がたくさん見つかって楽しかった」「人生で初めてウミウシを見ることができた」「たくさん生き物がとれて楽しかった」などの感想がありました。
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