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自治体(行政)
本市は令和3年9月にゼロカーボンシティを宣言し、これまで、カーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミーの2つの観点から、様々な切り口により脱炭素事業を進めています。
こうした取組みは、市民との共創による地域づくりにつながるだけではなく、次世代を担う子どもたちへ美しい自然環境を引き継ぐものとなります。
また、港湾都市として栄えてきた本市の歴史からも、山・川・里・海を守りつつ、里海づくりを推進していくことは、工業と自然が共存した本市特有の地域性に対する市民の愛着と誇りを醸成するものになると考えています。
こうしたことから、本市としては、里海づくりを通じて地域課題の解決につなげるとともに、シビックプライドを育んでまいりたいと考えています。
【藻場の再生・創出】
藻場は、水質浄化や生物多様性の維持など良好な水環境を維持する上で重要な役割を果たすとともに、CO2の吸収・固定機能が高いことからブルーカーボン生態系として大きな注目を集めています。
こうしたことから、本市においては、令和5年度より、香川大学と藻場の再生・創出に関する覚書を締結し、学官が連携して良好な海洋環境の維持、回復とカーボンニュートラルの推進にむけた取組みを進めています。
【坂出市庁内プラスチックスマートアクション方針の策定および屋内・屋外型給水機の設置】
本市が誇る雄大な瀬戸大橋と優美な多島美が存する瀬戸内海は、周りが陸に囲まれているため外洋との海水の循環がされにくい海域(閉鎖性海域)となっています。
このため、瀬戸内海周辺からの生活ごみなどが多く流れ着き、これらは海洋生物の生態系等に甚大な被害をもたらす可能性があります。
特に、プラスチック製品は太陽の光や水の力などの物理的刺激で劣化・破砕され、マイクロプラスチックとなり海洋生物や人体への悪影響が懸念されています。
こうした現状に対し、本市においては令和5年5月に市役所内におけるプラスチック使用削減指針となる「坂出市庁内プラスチックスマートアクション方針」を策定し、地域全体へ共通認識を浸透させることをめざし、市自ら率先した取組みを進めています。
また、プラスチック容器としてのペットボトルの削減を目的とし、公民連携手法を活用するなかで、市内公共施設へ市民が利用できるマイボトル用無料給水器(屋内7施設11基、屋外2施設2基)を設置しています。
【海ごみに関する活動】
海ごみは海洋環境の悪化を引き起こす大きな要因となるため、地域全体が真剣に考えていかなければならない問題であり、日々の生活から危機意識をもってごみの減量化に向けた取組を進めていくことが必要となります。
そして大量消費から脱却を目指すごみの減量化は、長期的には製品の生産量の削減につながり、地球温暖化対策にも貢献できるものとなります。
本市においては、これまでに海ごみが漂着している海岸で、気づきを大切にしたクリーンアップ事業および講座を開催するなどの取り組みを行っています。
今後、里海大学とも連携しながら、海ごみに関する啓発事業等を進めてまいります。
企業・団体名 | 坂出市 |
市長 | 有福哲二 |
所在 | 香川県坂出市室町二丁目3番5号 |
HP | https://www.city.sakaide.lg.jp/(外部サイトへリンク) |
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