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森林は、国土の保全、水源の涵養、地球温暖化の防止、生物多様性の保全、木材をはじめとする林産物の供給等の多面的機能を有しており、国民生活及び国民経済に大きく貢献している。
しかしながら、森林・林業・木材関連産業の現状は、長期にわたる経済低迷の影響により、経営基盤が依然として脆弱で、山村の疲弊も著しい状況にあり、森林が有する多面的機能が、今後益々低下していくことが懸念される。
こうした中、山村地域の再生、地域経済の活性化を図り、また、地方創生を進めるためには、立地条件に対応した森林整備、地域材等の利活用、適切な治山対策の実施など、森林・林業施策の推進は急務である。
また、本県では、松くい虫被害跡地に多く植栽されたヒノキが、木造住宅の柱材等に利用できる時期を迎えており、搬出間伐等による森林整備の推進が求められるとともに、近年、放置竹林の問題が深刻化しており、災害防止の観点からも早急な対策が必要となっている。
よって、国におかれては、次の事項を実現するよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成27年10月9日
香川県議会
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