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香川県は全国有数のため池保有県であり、その数は全国第3位、ため池密度では6.5ヶ所/平方キロメートルで全国第1位です。
本県の用水確保に向けた先人の努力の結晶であるため池築造の歴史は本県農業の発達の歴史であるといわれるほど本県農業とため池は密接な関係があり、ため池が点在する讃岐平野の田園風景は本県固有の環境資源となっています。
ため池が織り成す讃岐平野独特の景観
山地の麓から平野部に至る移行部に密集したため池
近年は、集中豪雨の発生や大型台風の接近等が増加傾向にあり、ため池災害の危険が一層高まっています。本県では、令和2年度末までに国営、県営ため池改修事業等により、全ため池数の29%である3,541箇所の整備を行い、農用地、農業用施設の被害の未然防止や被害の軽減はもとより、県土の保全、地域の住民のいのちや暮らしの安全の確保に貢献しています。
また、ため池整備と併せて豊かな水辺を活用した地域住民の憩いの場や生態系の保全に配慮した整備を行うことにより、農村の生活環境の向上を図っています。
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