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公開日:2022年12月8日

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ため池の劣化状況評価の結果等について

 

ため池の劣化状況評価については、「香川ため池保全管理サポートセンター」が令和2年度から本年度上半期にかけて、未改修の防災重点農業用ため池1,440箇所を対象として実施していましたが、全ての調査が完了しましたので、その評価結果等についてお知らせします。

(1)劣化状況評価について

  • 平成30年7月豪雨を契機に、「ため池工事特措法」が令和2年10月に施行されたことにより、防災重点農業用ため池については、劣化の程度を踏まえ、危険なため池から優先的に整備することとされたため、未改修の防災重点農業用ため池について、「劣化状況評価」を実施しました。
  • 「劣化状況評価」は、ため池の劣化度を把握するため、堤体、洪水吐、取水施設の各施設について、目視等により、変形や漏水、陥没、クラックなどの調査を行うものです。

(2)劣化状況評価の結果(老朽度判定)

「劣化状況評価」をもとに、劣化が進行しているため池からA、B1、B2、C、Dの5段階の「老朽度」に区分しました。

 (老朽度A)179箇所(約12%)
 ・堤体、取水施設、洪水吐の全てで劣化が進行しているため池
 (老朽度B1)198箇所(約14%)

 ・全体的に劣化は進行していないものの、断面変形が大きいものや漏水が一定程度認められるなど、堤体の劣化が進行しており、地震や豪雨により決壊の危険性が高いため池

 (老朽度B2)393箇所(約27%)
  ・老朽度B1を除いた全体的に劣化は進行していないため池
 (老朽度C)514箇所(約36%)
 ・全体的に劣化程度が小さく、当面は日常管理で問題がないため池
 (老朽度D)156箇所(約11%)
 ・全体的に劣化はなく、安全なため池

劣化状況調査結果(1,440箇所)

老朽度 箇所数 割合 対応
A 179 12%

全面改修等

B1 198 14% 全面改修等

(小計)

377 26%

 

B2

393 27%

整備水準到達で

全面改修等

C 514 36% 経過観察
D 156 11% 日常管理
1,440 100%  

A~B2のため池は全面改修等に着手するまで経過観察

(3)整備方針

劣化状況評価の結果、「老朽度A」と「老朽度B1」に区分された、ため池合計377箇所を対象として、優先度の高いものについて、令和5年度から「ため池工事特措法」の期限となる令和12年度までの8年間で、防災工事等を計画的かつ集中的に行う見込みです。

 

 

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農政水産部土地改良課

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FAX:087-806-0205