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ため池の劣化状況評価については、「香川ため池保全管理サポートセンター」が令和2年度から本年度上半期にかけて、未改修の防災重点農業用ため池1,440箇所を対象として実施していましたが、全ての調査が完了しましたので、その評価結果等についてお知らせします。
「劣化状況評価」をもとに、劣化が進行しているため池からA、B1、B2、C、Dの5段階の「老朽度」に区分しました。
(老朽度A)179箇所(約12%)
・堤体、取水施設、洪水吐の全てで劣化が進行しているため池
(老朽度B1)198箇所(約14%)
・全体的に劣化は進行していないものの、断面変形が大きいものや漏水が一定程度認められるなど、堤体の劣化が進行しており、地震や豪雨により決壊の危険性が高いため池
(老朽度B2)393箇所(約27%)
・老朽度B1を除いた全体的に劣化は進行していないため池
(老朽度C)514箇所(約36%)
・全体的に劣化程度が小さく、当面は日常管理で問題がないため池
(老朽度D)156箇所(約11%)
・全体的に劣化はなく、安全なため池
老朽度 | 箇所数 | 割合 | 対応 |
---|---|---|---|
A | 179 | 12% |
全面改修等 |
B1 | 198 | 14% | 全面改修等 |
(小計) |
377 | 26% |
|
B2 |
393 | 27% |
整備水準到達で 全面改修等 |
C | 514 | 36% | 経過観察 |
D | 156 | 11% | 日常管理 |
計 | 1,440 | 100% |
A~B2のため池は全面改修等に着手するまで経過観察
劣化状況評価の結果、「老朽度A」と「老朽度B1」に区分された、ため池合計377箇所を対象として、優先度の高いものについて、令和5年度から「ため池工事特措法」の期限となる令和12年度までの8年間で、防災工事等を計画的かつ集中的に行う見込みです。
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