ほ場の整備
ほ場整備の概要
ほ場整備事業は、農地や農道、用水路、排水路等の整備を一体的に行い、区画形状を整理し生産性の高い農地にする事業です。
ほ場整備を実施すれば、大型機械が導入でき、農業の生産性が向上したり、用水や排水条件が整備され、新たな作物が作付けできるなど、付加価値の高い農業経営が実現します
また、ほ場整備により、担い手が育成されたり、担い手への農地利用が集積されることで、農業経営が安定し、地域農業の構造を改善することもできます。
ほ場整備の効果
- 1.区画を大きくすることにより、農作業機械が大型化されることで労力が節減され、効率的な農業生産を行うことができるようになります。
整備前
整備後
- 2.用水路をパイプライン化することにより、配水を管理する労力を節減し、農業用水を有効利用することができます。
- 3.排水路や暗渠排水(地中管)の整備により、農地の排水状況が改善され、新たな作物の導入が可能となります。
小麦
ブロッコリー
- 4.ほ場整備により、農地の流動化(貸し借りや農作業の受委託)が進み、担い手農家等へ農地が集積され、農地の利用が合理化されます。また、地域によっては、集落による営農や法人化による農業経営の強化にも取り組んでいます。
- 借り手農家は、規模を拡大し農業経営の改善・発展が可能となります。
- 貸し手農家は、高齢化や後継者不足等の問題が解消されます。
香川県におけるほ場整備の状況