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1年時の「素描」の実習は、毎週木曜日の午前に絵画室で実施しています。指導員は彫刻家の大島克文先生です。実習の主な内容は、石膏像をモチーフとした鉛筆デッサンで、1年間で7~8枚仕上げます。対象物を正確にとらえる練習をすることにより基礎デッサン力を身に付けることを目的としています。平面上で立体を表現するデッサンは、漆芸に取り組む際、器物自体の立体感を捉える時に大変重要になるそうです。
研究生はそれぞれデッサンの経験に違いがありますので、大島先生は個人個人に合わせ丁寧に指導しています。また、「漆にこだわらずいろいろなジャンルの展覧会を見て感じることを習慣化し感性を豊かにしてほしい。」との思いから、展覧会を観覧することもあります。
自然光がたくさん射し込む明るい絵画室。
初心者は、鉛筆の削り方や持ち方から教えてもらえます。
上級者には、より高度な表現力を指導します。
集中力のいるデッサンの合間に、ほのぼのとしたひとときも。
1年間で向上した基礎デッサン力は、漆芸にも生かされます。
展覧会見学もします。「漆以外の展覧会は普段と違う視点でものを見ることが出来ておもしろい」と研究生にも好評です。
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