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いちご、きゅうり、ぶどう、みかん等の施設栽培は、周年化や高品質化等の消費者ニーズの変化に対応した付加価値の高い農業として、本県農業の発展に大きく寄与してきましたが、生産者の高齢化や生産資材費の高騰等に伴い、品目全体の栽培延べ面積は、昭和60年頃をピークに減少傾向となっています。
被覆資材別にみると、作業性と耐久性に優れたポリオレフィン系フィルムの割合が高くなってきています。
本県では、連作障害の回避や労力の削減等から、野菜を中心に昭和54年から養液栽培が導入されました。
とくに、いちごは、平成8年に香川大学、JA、県の共同研究により、高設式養液栽培システム(らくちん栽培)が開発されたことで、作業の軽労化と品質の向上が図られ、新規就農者が増加しました。
省エネルギー設備等の設置状況は、加温設備のあるものが減少する一方で、日射量等に基づく高度環境整備装置のあるものや2層以上のカーテンを備えたものが増加しています。
資料:農林水産省「園芸用施設及び農業用廃プラスチックに関する調査(H21)」、「園芸用施設の設置等の状況(R2)」
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