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スーパーなどの店頭で最もポピュラーなヘイワ-ドという品種のキウイフルーツが自然に交雑して、結実していたものの種子から、香川県農業試験場府中分場が選抜育成した品種です。昭和62年に品種登録されました。
果実は円筒形の俵のような形をしています。果実の重さは90~110gで、表面の毛はヘイワ-ドに比べて長く密生しています。
開花は5月中下旬、成熟期は11月上旬と、いずれもヘイワ-ドよりやや早い品種です。キウイフル-ツをおいしく食べられるようにするためには、収穫後、エチレンガスなどによる追熟処理を行うことが必要ですが、香緑はそれに2週間程度要します。
追熟後の果肉は鮮やかな濃緑色(エメラルドグリ-ン)となります。
糖度は14~17度、クエン酸は0.3~0.5パ-セントと甘みが強く、独特な香気とともに食味良好な品種です。
このうち、特に香川県では糖度の高いもの(15.5度以上)は、個性化商品「スイ-ト16」の商品名で他の香緑と区分して販売しています。また、この「スイート16」は、香川県産の農産物のうち特に選りすぐった農産物、さぬき特選「Kブランド産品」に認証されています。
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