架空請求ハガキや封書、メール
架空請求の被害が多発中~こんなハガキ・封書やメールに注意~
実際に相談者に届いたハガキなどの例は、このページの最後をご覧ください。
ハガキ・封書
- 「訴訟」「原告」「差し押さえ」など裁判をイメージさせる言葉が使われている。
- 「(総合)消費料金」「貴方が利用されていた」など漠然としていて、具体的な請求内容は書いていない。
- 個人情報保護のためと称し、宛名の本人に連絡させようとしている。
- 連絡期限が、ハガキや封書が届いた日から数日以内になっている。
- 差出人が「法務省」「地方裁判所」など、公的機関を思わせる名称である。 など
<差出人の例>
- 法務省管轄支局 民間訴訟告知センター
- 法務省管轄支局 国民訴訟通達センター
- 地方裁判所管理局
- 消費生活相談センター など
ハガキの場合、まれに情報保護シールを貼っていることがあります。
裁判所をかたったハガキでは、桐花紋が印刷されているケースが見られます。
封書の場合、窓付き封筒に「重要」と赤スタンプが押されています。
メール
メールの場合、電話番号で届くSMS(ショートメッセージサービス)によるものが多く見られます。
- 実在の事業者をかたる場合がある。
- 「法的措置」「法的手続き」など裁判をイメージさせる言葉が使われている。
- 「有料動画」「有料コンテンツ」「会員登録」など漠然としていて、具体的な請求内容は書いていない。
- 「本日中」など、至急電話をするよう書いている。 など
<差出人の例>
(注意)実在する企業とは無関係です。
架空請求の手口
ハガキや封書、メールなどで、使った覚えのない「有料サイト利用料金」「消費料金」など根拠のないことを理由に「裁判所に訴状が提出された」「支払いや連絡がない場合は法的措置をとる」など不安にさせて、指定した連絡先へ連絡をとらせようとします。
裁判所などの公的機関名をかたったり、実在する企業名をかたったりするケースが多く見られます。
連絡すると、相手は「利用料が未払い」「裁判の取り下げ料が必要」などと金銭を要求してきます。
相手に指示される送金方法は、
- 金融機関口座への振込み
- コンビニなどでプリペイドカードを購入し、カードの番号を連絡
- コンビニのマルチメディア端末に伝えられた番号を入力し、レジで支払い
- 郵送(ゆうパック、レターパックなど)や宅配便で、現金を送る
- 直接現金を渡す
などさまざまです。
無視するのが一番!~不安な時はご相談ください~
- 架空請求は、無視するのが一番です。
- 正式な裁判の手続きでは、訴状は「特別送達」と記載された、裁判所名入りの封書で直接手渡されます。ハガキなど普通郵便では届きません。
- 不安になったり、連絡先が書かれていても、絶対に相手に連絡しないでください。相手に個人情報を知られてしまいます。
- 例え少額であっても、絶対に支払わないでください。一度支払うと、何度でも請求されるおそれがあります。
- 不安な時、架空請求かどうか分からない時は、ご相談ください。
(参考)
センターに寄せられた「架空請求」ハガキ・封書・メールの情報
消費料金に関する訴訟最終確認のお知らせ(消費者生活管理センター)
2022年3月25日情報提供
ハガキ(PNG:123KB)
保証協会債権回収株式会社(2019年12月11日情報提供)
(注意)実在の企業とは無関係です。
法務省管轄支局 民事訴訟告知センター(2019年6月10日情報提供)
訴訟通知センター(2019年4月12日情報提供)
訴訟通知センター(2019年3月11日情報提供)