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6月22日(土)、大浜漁港、大浜海岸にて「海の生き物観察講座」を開催し、22名が受講しました。本講座では、海辺の生き物観察を通して、香川の磯の生き物の生態について学びました。
はじめに、磯に棲む生き物の見つけ方のコツを教わりました。ポイントは3つ、①岩肌をじっくり見る②岩の割れ目や石の下を探す③潮だまりをのぞいてみることだそうです。次に、磯の写真から生き物がどこに隠れているかクイズを行うと、子どもたちは大きな声で生き物の名前を答えていました。また、磯には危険な生き物がたくさん生息しており、観察の際に触らないよう注意がありました。さらに、観察時の注意事項として、①足元をよく見てゆっくりと歩く②危険な生き物はそっとしておく③こまめに水分補給をすることが大切だとお話があり、子どもたちも熱心に解説を聞いていました。その後、大浜海岸へ移動しました。
〈生き物観察〉大浜海岸に棲む生き物を観察しました
大浜海岸に到着するとライフジャケットの正しい身につけ方と潮間帯の説明がありました。海では、一日の間にその水面の高さが変わり、潮が満ちた時の高さである高潮線と、引いた時の高さである低潮線との間を「潮間帯」といい、その高さで観察できる生き物がずいぶん違ってくるそうです。初めに、グループに分かれて潮間帯の上部から観察を開始しました。岩の表面に張り付いた貝や、岩の隙間に生息する貝の名前を講師に聞いたり、簡易調査シートを見ながら観察していきました。潮間帯の中部や下部に移動すると貝だけでなくカニ、ウニ、エビ、ナマコなどの生き物を見つけることができました。潮だまりの中のナマコを触った受講者からは、「思ったよりもヌルヌルしている」とうれしそうな表情で感想を語ってくれました。
〈振り返り〉つかまえた生き物をみんなで観察しました
小雨が降る中での観察にもかかわらず、タイラギ、ムラサキウニ、ウミウシ、クモヒトデなどたくさんの生き物を観察することができました。海の生き物に触ったり写真を撮るなど、つかまえた生き物をみんなでじっくり観察したあと、元の場所に返しました。大浜漁港へ戻り、グループで感想を話し合い、代表者が発表しました。「初めて見る生き物が多くて楽しかった」「ウミウシがとてもキレイだった」という感想がありました。講座の最後に、県内の海岸でも生息する海の生き物は全然違うので、いろいろな磯や海岸に出かけてみて欲しいというお話がありました。
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