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本日、香川県広域水道企業団(以下、「企業団」)から、定期的に実施している水質検査で、観音寺市茂木浄水場内の井戸水(水道原水)において、国が定める暫定目標値である50ng/L※1を上回る濃度のPFAS(有機フッ素化合物の中の一部化合物の総称)が検出されたとの情報提供がありましたので、県において必要な対応を行います。
1 今後の県の対応
企業団からの情報を受け、県では、周辺の公共用水域でPFOS及びPFOAの存在状況を把握するための水質調査を実施します。
また、観音寺市が実施する飲用井戸等衛生対策要領に基づく飲用井戸調査等に協力します。
2 参考(PFOS、PFOAについて)
有機フッ素化合物のうちPFOS、PFOAは、泡消火薬剤や金属メッキ処理剤等、幅広い用途で使用されてきましたが、難分解性等の性質を有するため、環境を通じて人の健康に影響を及ぼす可能性が指摘されている物質で、水質に関する要監視項目に指定されています。※2
※1 体重50kgの人が、水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる値として国が設定したもの。(ナノグラム(ng)は10億分の1グラムを示す単位)
※2 人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの。
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