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わが国で牛海綿状脳症が発生して以来、国民の間には牛肉の安全性に対する不安感が著しく高まっており、牛肉消費の低迷、牛肉価格の大幅下落等により、生産者をはじめ、食肉関係業者は深刻な打撃を受けている。
国は、緊急対策として、生産農家、食肉小売業者、焼き肉店等に対する支援措置などを講じるとともに、牛肉の安全性確保のため、と畜場に搬入される牛の全頭スクリーニング検査や、肉骨粉の輸入、製造、使用等の全面禁止措置などを講じてきたが、依然として消費者の不安は解消されていない。
こうした中、2頭目、3頭目の牛海綿状脳症の発生が確認されたことにより、消費者の一層の牛肉離れが懸念されている。
よって、国におかれては、これ以上の消費者の不安の広がりを防ぐとともに、生産農家や食肉関係業者の経営安定化のため、次の事項に全力で取り組まれるよう強く要望する。
記
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成13年12月17日
香川県議会
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