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公開日:2020年12月10日

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ハンセン病に対する偏見のない社会の実現に向けた決議

ハンセン病問題については、政府が国家賠償請求訴訟にかかる熊本地裁判決の控訴を断念し、謝罪を行うとともに、国会においても、ハンセン病問題に関する国会決議がなされ、「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律」が成立したところである。
このようにハンセン病問題の早期かつ全面的な解決に向けて大きく前進してきたことは、患者や元患者の方々の大変なご労苦を考えると、本県議会としても、歓迎するものであり、国への働きかけを行ってきた関係各位に敬意を表するものである。
本県においても、県行政が国のハンセン病政策の一端を担ってきたことにより、知事がお詫びを申し上げることとなったが、従来から積み重ねてきた知事による大島青松園の激励訪問や交流・啓発事業にもかかわらず、本県社会にハンセン病に関する偏見や差別が今なお解消されていないことは、本県議会としても率直に反省するところである。
よって、本県議会は、大島青松園をはじめ療養所での療養生活を希望される方々が安心して療養生活を送ることができるよう、国に働きかけるとともに、入所者の方々などが積極的に社会参加できるよう、ハンセン病に対する偏見や差別のない社会の実現に全力を尽くすことを、固く決意するものである。
以上、決議する。

平成13年7月11日

香川県議会

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