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21世紀の郷土香川を担う子どもたちが、社会における自らの役割と責任を自覚し、心身ともに健やかでたくましく育つことは、県民すべての願いである。
しかしながら、今日の子どもたちをめぐる状況は深刻であり、全国各地で心痛む事件が続発するとともに、本県においても、先の成人式では大変残念なことが起き全国報道されるなど、極めて憂慮すべき事態にある。
これは、少子化や核家族化、物の豊かさ等の社会経済の変化により、人間関係が希薄化し、子どもたちが豊かな人間性を育むことが困難になってきていることが背景にある。
そこで、我々大人は、将来を担う子どもたちを健やかに育てることが、後世に対する責務であることを深く認識し、手本となるべき行動を示すとともに、子どもたちと正面から向き合い、良い事をした時は誉め、悪い事をした時はしからなくてはならない。
そのためには、大人一人ひとりが、子どもたちに積極的に声をかけ、あたたかい気持ちでふれあう中で、子どもたちと信頼しあえる人間関係をつくっていくことが大切である。
よって、本県議会は、21世紀の郷土香川を担う子どもたちが、心身ともに健やかでたくましく育つために、県民一人ひとりの理解と参加のもとに、家庭や学校、地域が一体となって、みんなで子どもを育てる県民運動を積極的に推進することを表明する。
以上、決議する。
平成13年3月23日
香川県議会
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