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流域下水道は、河川や海域の水質を効果的に守っていくため、2以上の市町の区域における下水を処理するものです。幹線となる下水道管と処理場は県が建設・管理を行い、面的な下水道管は各市町が流域関連公共下水道事業として整備を行うもので、これらが一体となってはじめて効果が発揮できるものです。
大束川処理区は、2市2町(丸亀市、坂出市、宇多津町、綾川町)の区域を対象として昭和52年度から建設事業に着手しました。
昭和60年度の坂出市と宇多津町を皮切りに平成8年度に旧飯山町、平成10年度に旧綾歌町、平成11年度に旧綾南町、平成12年度に旧綾上町が供用開始しています。
金倉川処理区は、1市3町(善通寺市、多度津町、琴平町、まんのう町)の区域を対象として昭和58年度から建設事業に着手しました。平成2年度に善通寺市、多度津町、平成4年度に琴平町、平成5年度に旧満濃町、平成7年度に旧仲南町が供用開始しています。
また、平成16年5月からは、多度津町が水環境創造事業で金倉川浄化センターの放流水の一部を高度処理して、町内のせせらぎ水路などの修景揚水、河川維持用水、農業用水などに有効利用しています。
香川県では、下水道施設の老朽化による機能停止や日常生活に重大な影響を及ぼす事故を未然に防止するため、長期的な視点で下水道施設全体の今後の老朽化の進展状況を考慮し、リスク評価等による優先順位付けを行ったうえで、施設の点検・調査、修繕・改築を実施し、施設全体を対象とした施設管理を最適化することを目的として、「香川県 下水道ストックマネジメント計画」を策定しています。
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