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公開日:2022年12月8日

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下水道普及の効果

下水道が整備されると、さまざまな効果が表れます。例えば、各家庭から流されてきた汚水が下水道によって処理されることにより、公共用水域の水質改善が図られます。小さな水路などに、一時期姿が見られなかった稚魚などが還ってきたという事例が本県においても報告されています。

また、下水道ができたおかげでその地域のイメージがよくなるなど、まちづくりの観点からも、下水道はとても役に立っています。

河川、海域の環境基準点

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普及効果の指標 

BODとは

水生物化学的酸素要求量(Biochemical Oxygen Demand)の略称であり、水中の汚れ(有機物)が微生物の作用で分解される過程で使われる酸素の量のことで、単位は「mg/L」で表されます。
川の水の汚濁は、BODを調べることによって、間接的にその程度を知ることが出来ます。
ちなみに、生活排水のBODはおおよそ200mg/L、汚染の少ない山間部の清流などでは0.5mg/L以下、魚が生息する状況については、以下に示す生物指標を参考にしてください。

水質環境基準類型を表す生物指標(河川)

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下水道普及率と河川の水質

以下にに示すグラフ(代表的な箇所)は、下水道の普及率と、河川の汚濁状況を示す指標のひとつであるBODとの関係を表しています。どの河川をみても、下水道普及率の向上に伴って、公共用水域の水質改善が図られていることが分かります。このように、下水道の普及は、身近な水環境の改善に大いに貢献しています。

水質ー普及率 関連グラフ(高松地区)

類型:E類型(御坊川・詰田川:平成24年度まで、杣場川:平成25年度まで)
 D類型(詰田川、平成25年度から)
 D類型(杣場川、平成26年度から)

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水質ー普及率 関連グラフ(中讃地区)

類型:B類型
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水質ー普及率 関連グラフ(中讃地区)

類型:E類型(平成24年度まで)
 D類型(平成25年度から)
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桜川(多度津町) 水処理設備(大束川浄化センター)

 

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