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「税との関わり」
観音寺市立中部中学校3年女子
私は、何かを買うたびに税金を払っている。なぜ、払う必要があるのか、何に使われているのか、そもそも税金とは何なのか分からない。ただただ払っていると思っていた。しかし、その考えを変えてくれたことが起こった。
それは、私が中学校2年生の冬の時、原因がはっきりしない病気で肝臓の機能のALTというものがとても高い数値になって、腹痛や頭痛、下痢などといった症状で、私の大好きな運動ができなくなった。その時、何度も血液検査を行い、薬を飲んで早く治る事を願った。1ケ月後、ようやく良くなり運動ができるまで回復した。私は、疑問に思った。なぜ、毎回の治療費が0円なのか、いつ行っても精算機に0という数字なのか。ある日、病院から自宅に帰り、血液検査一回の費用を調べてみると驚きと同時に、なぜという疑問が生まれた。思い返してみれば、小さい頃から病気にかかってもお金を払っていない事に気がついた。
それは、医療費助成制度であり香川県観音寺市では、18歳3ケ月まで自己負担、所得制限がなしであることが分かった。全国でもそれぞれ年齢は違うが、自己負担、所得制限が共にない。これらをきっかけに税について調べてみた。税には、国税と地方税がある。私たちの健康や生活、学校教育、安全に関わっている。生活面では、生活から出るゴミの回収や処理。教育面では、学校の校舎や教科書、授業で使われる道具など私たちが日頃使っている物。安全面では、道路の修理などに税金が使われている事を知った。これらは、私たち国民が国に支払っている税金で行われている。
また、令和元年10月に消費税8%から10%に引き上げられた。当時小学生だった私は、お菓子を買う時消費税のせいで買いたいものが買えない時があった。納税は義務づけられており仕方がない事だが、いやだと思うことがあった。これは、私だけではない、全国のたくさんの人々が同じ思いをしていると思った。国民の年金負担は2025年度で一人1.8人、2050年度になると一人で1.3人を支えることになると考えられている。これらのことから、増税は免れない。増税を行うと人々の不満は膨れ上がり、多くの声が国を訴えることは、大いにあると思った。
しかし、私たちが暮らしていく上で税金は大切な物で、これらをどうしていくのかは私たちの世代が解決していかなくてはならない事だと思った。それを改善するための対策として教育が大切だと考える。それは、小学校で税の授業をもっと取り入れることだ。小学生の時から税について触れていく事で、税について考える力が身につき様々な考え、意見が出ることで私たちの未来がきっとより良いものになると思う。
私たちの未来は、税で決まる。私は、税を納める一人として関わりたい。
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