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「私達の生活を支える税金」
丸亀市立西中学校1年女子
私は給食のサラダが大好きだ。特にじゃこ入り海藻サラダが一番のおすすめだ。その話を母に言うと、バランスが良くて安全な給食が食べられるのは給食センターがあるからだよと教えてくれた。以前、母は保護者代表で、給食センターを見学したことがある。とてもきれいで衛生に配慮しながら、学校ごとに必要な量の給食が効率よく作られていることや、栄養バランスだけでなく、季節感や地域の食材を使った献立も考えられていることを教えてくれた。その給食にかかる予算の半分近くが税金で賄われているそうだ。
改めて、私は市のホームページを見てみた。学校給食には、子供たちの成長を願って様々な目標が立てられていることを知った。例えば香川県では、野菜の摂取不足が指摘されている。そのために旬の野菜を多く使った献立や、地産地消の目的で県の特産品である小麦や稀少糖を使った料理も作られていた。私は小学校の時に放送委員でお昼の放送で、その日の給食について給食センターからきた説明文を読んでいたことを思い出した。多かったのは香川県に伝わる郷土料理の話や食材の話だ。様々な国の料理のことや、七夕やクリスマスの行事の話、おいりや和三盆といった郷土菓子が出ることもあり、うまく原稿が読めるか緊張しながらマイクの前に座った。
調べていくと、平成二十五年に給食に使われた食材の三十七パーセントが香川県産で、市内の農家の方が作っていた。私が好きな野菜が地元の野菜だとわかり身近に感じた。
給食に限らず、学校には多くの税金が使われている。校舎や体育館、机やいす、小学校から中学校まで教科書も無料だ。学校に行けることが私たちにとっては当たり前でも、世界には学校に行けない子供もいる。テレビで校舎が簡素な学校で、熱心に勉強している様子が流れていた。貧困で何日かに一度しか学校に来られない生徒もいた。それどころか、食事も充分にとれない子供たちがいるのだ。その子たちが見たら、日本の学校や教科書、そして給食にびっくりすることだろう。
国民一人一人が払う税金は、街づくりや医療、福祉をはじめとして私たちの身近な生活を支えている。道路や公園、消防署や警察署。最近は海外からの外国人旅行者が増えているが、日本が安全で、街がきれいに整えられていることに感心してくれるそうだ。これからの日本も住みやすく安全で平和な国であってほしい。そのためには大人になる私たちが、もっと、県や市の行政を理解して、税金がどのように使われているのか、関心を持ちながら生活していかなくてはならない。
私ができることは、授業をしっかり聞いて元気に給食を食べ、学校生活を楽しみ、将来社会に役に立つ大人になることだ。それがきっと税金を大事に使うということなのだと私は思う。
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