平成20年住宅・土地統計調査報告(香川県分)
高齢者などに配慮した設備のある住宅が増加 −住宅のバリアフリー化進む−
1 調査の概要
本報告は、先に総務省統計局から公表された平成20年住宅・土地統計調査結果のうち、香川県分についての概要をまとめたものです。
住宅・土地統計調査は、国内の人が居住する建物や居住世帯の実態を把握し、住生活関連施策の基礎資料を得ることを目的に、昭和23年(1948年)以来5年ごとに実施されている抽出調査で、平成20年(2008年)は第13回になります。
平成20年住宅・土地統計調査は、全国で約350万戸、うち香川県で約2万2千戸を抽出し、平成20年10月1日現在で総務省統計局が都道府県、市町村を通じて実施しました。
2 結果の概略
- (1)総住宅数、空き家率
- 総住宅数は446,400戸で、総世帯数を71,500戸上回り、5年前に比べ25,300戸(6.0%)増加。
- 空き家率は16.0%で、5年前に比べ2.1ポイント上昇。
- (2)建て方
- 一戸建は全体の70.6%、共同住宅は全体の26.0%で、5年前に比べ一戸建は0.8ポイント低下、共同住宅は0.9ポイント上昇、共同住宅の割合は一貫して上昇。
- (3)所有の関係
- 持ち家の割合は70.9%、借家の割合は27.6%で、全国平均に比べ持ち家の割合は9.7ポイント上回っている。
- (4)住宅の規模
- 1住宅当たりの居住室数は5.59室、居住室の畳数は38.32畳、延べ面積は112.72平方メートルで、全国平均に比べそれぞれ0.94室、5.77畳、20.01平方メートル上回っている。
- (5)高齢者等に配慮した設備
- 高齢者等に配慮した設備(手すり等)がある住宅の割合は54.1%で、建築時期が平成18年以降のものは82.3%となるなど新しい住宅ほど高い割合を示している。
- (6)省エネルギー設備等の設置
- 太陽熱を利用した省エネルギー設備等のある住宅の割合は14.9%で、全国平均の5.3%を9.6ポイント上回っている。
- (7)居住面積水準
- 最低居住面積水準以上の世帯の割合は95.4%で、全国平均の90.4%を上回っている。
- 誘導居住面積水準以上の世帯の割合は66.9%で、全国平均の54.6%を上回っている。
- (8)高齢者のいる主世帯
- 65歳以上の高齢者のいる主世帯の割合は42.5%で過去最高を更新。全国平均36.7%を上回っている。
- (9)住宅・土地の所有率
- 現住居以外の住宅を所有している世帯の割合は、10.7%で全国平均の7.3%を上回っている。
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