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公開日:2022年3月16日

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サツマづくり

サツマづくりの概要

所在地・伝承地山県倉敷市大畠(1980年調査)

製作工程(概要)ツマとは焼き魚の身と焼き味噌を一緒につぶしてご飯にかけ食べるもの。普段はスナシ(ママカリに似た魚)やボラ、サバなどを使った。
まず、魚の焼き身をほぐして焼いた味噌を混ぜてすり鉢でする。それに魚のだし汁を入れて伸ばす。それとは別に、コンニャクを炒りつけたもの、ネギやミカンの皮を刻んだものを用意する。そして、ご飯の上に、魚の身と味噌を混ぜたサツマ、ネギ、ミカンの皮、コンニャクをのせて食べる。
サツマは日常食の夕食として、麦飯の上にのせて食べたという。

参考文献戸内海歴史民俗資料館『本四架橋に伴う島しょ部民俗文化財調査報告(第1年次)』1981年

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写真の説明

  1. すり鉢で、焼き魚と焼いた味噌を混ぜすり鉢でする。
  2. すりつぶしたすり身と味噌の中にだし汁を入れ粘り気をゆるめる(右下)。ほかに、コンニャクを炒りつけたもの(左上)・ミカンの皮を細かく刻んだもの(右上)、ネギを刻んだもの(左下)を用意する。
  3. ご飯をお茶碗につける。
  4. ご飯の上に、こんにゃく・ミカンの皮・ネギ・サツマをのせる。
  5. サツマの出来上がり。

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