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二酸化炭素は地球温暖化に及ぼす影響がもっとも大きな温室効果ガスです。石炭や石油の消費などにより大量の二酸化炭素が大気中に放出されます。また、大気中の二酸化炭素の吸収源である森林が減少しています。
大気中の二酸化炭素濃度は、世界各地で観測され、日本でも気象庁などが測定しています。
大気中の二酸化炭素濃度は、1年間の周期的な変動をしながらその濃度は年々増加しており、2018年の世界平均濃度は407.8ppmとなり、工業化(1750年)以前に比べ47%増加しています。
なお、大気中の二酸化炭素濃度が夏に減少し冬には増加するという周期的な変動をするのは、主に、植物が光合成や呼吸を介して大気と二酸化炭素のやり取りをする様相が、季節によって変化するためです。
大気中二酸化炭素濃度の変化(世界平均)
大気中二酸化炭素濃度の変化(気象庁の観測地点)
出典:温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)ホームページ及び気象庁ホームページのデータを用いて作図
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