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本日、廃棄物等輸送船「太陽」の豊島桟橋からの出港を豊島住民の方々と見送ることができ、感慨無量であるとともに、調停条項に定められた豊島からの期限内の廃棄物等の搬出が完了し、大変喜ばしく思っております。
豊島廃棄物等処理事業につきましては、今から約16年9カ月前の平成12年6月に豊島住民の方々との公害調停が成立し、私の知事就任後も、県政の最重要課題の一つとして取り組んでまいりました。
平成23年度の処理対象量の大幅な増加、汚染土壌の処理、また搬出の最終年度に入りまして度々処理対象量が増加する見込みとなるなど、様々な課題が生じ、その度に県議会や豊島住民の方々をはじめ県民の皆様方、そして関係者の皆様方の御理解と御協力を得て解決に取り組んできたところであり、この場をお借りして感謝申し上げたいと存じます。
また、平成15年度以降13年を超えて毎日の廃棄物等の処理を受け入れていただいている直島町の方々、そして、昨日搬出が完了した汚染土壌の処理等に御協力いただきました福岡県、苅田町の方々にお礼申し上げます。
廃棄物等の搬出は終了しますが、今後とも、本事業につきましては県政の最重要課題の一つであり、残された廃棄物等の処理、処理施設等の撤去、地下水等の浄化などについて、最後まで安全と環境保全を第一に全力で取り組んでまいります。
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