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第3回かがわ食品ロス削減大賞の表彰式を2023年2月17日(金曜日)に県庁で開催しました。
たくさんの応募の中から、未利用食材の有効活用に着目した商品開発や買い物での工夫、地域や学校・事業者などと連携したフードドライブなど、「環境森林部長賞」2点と「たるる賞」10点を選定しました。
生産される野菜のうち、約3割が形や色などの規格を満たさないことを理由に廃棄されていることから、規格外品を積極的に購入することを心掛けています。
味は正規品と変わらないため、より安い価格で、安心して購入できるメリットがあり、環境と家計にやさしい取り組みです。
利用されていないハマチの中落ちを有効活用するため、照り焼き風レトルトパウチ「骨のあるヤツ!多高のハマちゃん!」を開発しました。ハマチ1匹分の中落ちを封入しており、背骨も含めて不可食部がなく、長期間の常温保存を実現するため、真空包装・加熱殺菌しています。
また、栄養価も高いことから、複数のメディアで紹介されたほか、eco-1グランプリで環境大臣賞を受賞、商品化も検討されるなど、高く評価されています。
学校でSDGsについて習ったことがきっかけで、夏休みに自宅の食品ロスを調べたところ、1日当たり約300グラム発生していることが分かりました。
そこでかぼちゃの種を調理して無駄なく食べたり、生ごみをコンポストで堆肥化するなどの取り組みをした結果、日々の買い物や外食での注文の仕方などにも気を付けるようになりました。
ニンジンを皮ごとフードプロセッサーにかけてニンジン餅を作ったり、皮ごと火を通したカボチャをミキサーにかけてポタージュにするなど、食べ物を粗末にしないよう工夫して調理しています。
また、皮をむいた場合は、ある程度溜まるまで冷凍保存し、鍋に活用するなど食材を無駄なく活かせるアイデアを常に考えています。
計画的に食材を消費できるよう、1週間の予定を確認しながら、半切り野菜やバラ凍結した野菜など必要な分だけ購入することを心掛けています。
また、残っている食材を確認しながら、野菜の皮も使って料理することで、無駄なく食材を消費でき、食品ロスの削減を実現しています。
夏休みに料理作りの課題が出たので、食品ロス削減につながる料理を作ろうと思い、ドライカレーを作るときに使った食材のうち、ニンジンとナスの皮やシイタケの軸を使って「SDGsきんぴら」を作ることに挑戦しました。
普段は捨てる部分だけを使いましたが、おいしくでき上がりました。
食べ切れない食品は、保存しやすいようカットや加熱をした上で冷凍保存するほか、トウモロコシの芯やスイカの皮などの食べられない部分は、飼っているニワトリのエサとして活用しています。
また、やむなく使い切れなかった食品はコンポストや畑で堆肥化して、食品ロスだけでなく生ごみの削減にも取り組んでいます。
小売店や農園から週に1回余った食品を譲り受けたり、大型スーパーやスポーツチームの試合会場でフードドライブを開催し、食品ロスの削減とともに、ひとり親家庭や生活困窮者などへ食品を提供しています。
また、市内の学校とフードドライブを共同開催するなど、より多くの学校や事業者、団体との連携拡大に取り組んでいます。
広報委員会に所属する生徒が主体となって、学校の内外でフードドライブを開催しているほか、ビラ配りやイベントの開催、活動報告を行うなど、フードドライブや食品ロスの認知度向上に力を入れています。
こうした活動がメディアや市の広報誌に取り上げられることで、知人から声を掛けられたり、活動が学校全体に波及するなどの効果が表れています。
学校給食の配給方法の変更で残菜量が増加したこと、また6年生の総合的な学習でSDGsについて学習したことがきっかけで、残菜量の削減に向けて取り組みを考えました。
6年生が8つのチームに分かれ、チームごとに完食したクラスを表彰したり、クイズイベントやカルタ大会を開催するなど、全校生に伝わるように取り組んだ結果、取り組み前と比べて残菜量が減少し、学校全体で食品ロス削減に向けた意識が高まっています。
うどん以外の商品が欲しいというニーズに応えるため新商品を開発していたところ、「うどんをお菓子にできないか」という発案があり、製造や流通過程で発生した規格外のうどんを使用することになりました。
月約580キログラムの食品ロス削減になっているだけでなく、売り上げや商談会などでバイヤーからの引き合いが増加しています。
漁協や県などと連携し、保護者も参加できる食育教室を開催したり、給食残菜がゼロのクラスや給食を食べ切るなどのエコ活動に取り組んだ児童を表彰するなど、食習慣の改善と楽しく取り組めるような工夫をしています。
取り組みを始めたことで、前年と比較してほとんどの月で残菜量が減少しており、多くの児童が苦手なメニューでも残菜量が減少しています。
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