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第2回かがわ食品ロス削減大賞の表彰式を2022年3月25日(金曜日)に県庁で開催しました。
たくさんの応募の中から、手間を掛けずに楽しく取り組む工夫がされたものや、ユニークなメニュー開発、地域や消費者との関わりを通して、多くの方に参加や行動の機会を設けているものなど、「環境森林部長賞」3点と「たるる賞」9点を選定しました。
事前にレシピを決めて必要な食品だけを購入したり、安くても買い込まない「リデュース」、アレンジレシピによる残った料理の「リユース」、ミカンの皮を入浴剤、コーヒーかすを芳香剤の代わりに再利用する「リサイクル」などに取り組んでいます。
3Rを意識した衣食住に取り組むことで、生ごみの削減や調理時間の短縮とともに、環境・身体・家計にもよい生活を送ることができています。
校内で月に1回「食缶空っぽデー」を設けて残菜を減らす取り組みを行っているほか、フードドライブを校外の団体と協力して年に3回実施しました。高松市や香川ファイブアローズなどと共同で実施した際は、約250キログラムの食品をフードバンク団体に届けることができました。
チラシの配布などを通じて子どもたちの食品ロス削減への活動が、保護者や地域での取り組みにつながっています。
スーパーから提供を受けた廃棄予定の食品で地域の参加者と調理する「ともにキッチン」を開催するとともに、令和3年10月から月に1回程度、高松ライオン通商店街で「フードドライブLOOP」を実施しています。
消費者に向けて食品ロスやSDGsについて考える機会を創出するとともに、地域住民との交流の場にもなっています。
2、3カ月に1回、1週間から10日程度、買い物を最小限にとどめ、自宅にある保存食や災害用備蓄食品で生活する期間を設けることにより、レトルト食品や乾物、缶詰などのローリングストックや冷蔵庫内の食品の消費に努めています。
定期的に行うことで、期限切れで廃棄する食品を減らせるだけでなく、冷蔵庫内を整理することができています。
賞味期限が近い食品を入れるボックスを作り、中にあるものから使うことで、いつの間にか賞味期限が切れていたということを防いでいます。また、日持ちしない食品は1段目に入れるなど、場所で使い分けてロスが出ないようにしています。
すでにあるものを買ったり、使わずに期限切れで捨ててしまう食品をかなり減らせたほか、ボックスを通じて子どもに食べ物の大切さを話す機会にもなっています。
買い物の前に冷蔵庫や食品庫にある食品をチェックし、期限が近いものから使うよう献立を考えてから、買い物リストを作っています。すぐに使わない肉や魚は、小分け冷凍したり下味を付け、日持ちするように保存するほか、キャベツやブロッコリーの芯、大根や人参の皮などで炒め物を作るなどの工夫をしています。
取り組みを行ってからは、期限切れで捨てる食品をなくすことができています。
冷蔵庫内をスマホで撮影し、必要な食品だけをメモ書きして、重複して購入することを防いでいます。買い物ではなるべく期限が近いものから買うように意識しています。また、料理に合わせてその都度購入していた調味料は、購入するものを固定化するようにしました。
重複購入や廃棄が減ったほか、購入する調味料を固定化することで「我が家の味」が出来上がりました。
同じ食品を買ってしまうことを防ぐため、スマホで共有できるメモアプリを使い、すでにある食品を家族で共有しています。
家族が重複して購入することを防ぐとともに、メモを見ることでメニューを考えやすくなり、食品を使い切ることができるようになりました。
店舗間で食品を融通できるよう経営する飲食店の出店を宇多津町内に限定しているほか、だしに使ったイリコのリメイクやゆで上がりから一定時間経過したうどんの無料提供など、食材を無駄なく使った料理の提供を行っています。
これまで廃棄していた食材を食べやすく、おいしく提供することで、他の店では食べられない味として支持され、売り上げや顧客満足度も上昇しています。
地元商店街や農協などと協力して、産直市場でのPOPの掲示で利用客に啓発活動を行ったほか、地元のフードバンクと連携して、校内や商店街でフードドライブを実施しました。
商店街でのフードドライブでは、地域住民向けの啓発活動のほか、フードドライブの紹介動画を使って成果報告会を開催し、校外の方や姉妹校の生徒に紹介することでフードドライブの認知度向上に寄与しています。
1~6年生の児童35人が、完食したクラスにオリジナルの完食賞を渡すようにしたり、その日の給食に含まれる栄養素やその効果を調べ、給食時に放送したりするなどの取り組みを行ってきました。
その結果、残菜量が前年比で10キログラム以上削減される日も見られるようになるなど、給食の残菜量削減につながっています。
5年生が主体となって「食品ロス削減WEEK」を設け、給食の残菜の実態が目で見て分かるよう、写真を掲示したり調理員へのインタビュー動画を放送するなど、全校生に向けた啓発活動を実施しました。
取り組み前は、多い時は残菜量が10キログラムを超える日が月に何度もありましたが、残菜量が10キログラムを超える日が月に1、2回となり、平均残菜量も減少しています。
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