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公開日:2015年7月27日

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同和問題啓発テレビCM・ポスター制作にあたって(平成28年度)

私は、「この人!」と思った。家族は、「どこの人?」と言った。

ポスター

香川県・香川県人権啓発推進会議では、今年8月の「同和問題啓発強調月間」において、さまざまな啓発活動を実施しています。
今回のキャッチコピーは「時は、解決してくれない。人しか、解決できない。」です。

「部落差別は、そっとしておけば自然になくなる」「子どもは何もしらないのだから、教えるとかえって差別の存在を知らせ、これを広める結果になる」という声を聞いたり、そう思ったりしたことはありませんか。
本当にそっとしておけば、同和問題は解決するのでしょうか。
1871年(明治4)年に「解放令」が出されてから140年以上、1947(昭和22)年に日本国憲法が施行されてから60年以上経過した現在でも、「差別をしてはいけない」とわかっているのに、いまだ差別はなくなっていません。
それは、多くの人々が「自分とは無関係の問題だ」あるいは「そのうちに自然になくなるから」などとして、同和問題と向き合うことなく、避けてきたからではないでしょうか。
ポスターでは、様々な問題を取り巻く社会を”砂時計”で、その社会における時の流れを「落ちる砂」で表し、社会にある”差別”を”人の手”で取り出し解決しようとする姿を表現しました。この”人の手”によって差別を解決することがなければ、時が経っていくのみで、”差別”は残ったままとなります。
サブコピーでは、「差別をするのも、人。差別をなくせるのも、人。そっとしておくだけでは、差別は自然にはなくなりません。」という、やや強いメッセージで締めくくっています。このポスターをきっかけに同和問題について、いろいろと考えたり、感じたりするきっかけになることを期待して制作しました。

同和問題に正しい理解と認識を

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