緊急輸送路
緊急輸送路とは
大規模な地震が起きた場合には、避難活動や救急救助活動をはじめ、物資の供給、諸施設の復旧等の応急対策活動を広域的に実施する必要が生じます。そのため、非常事態に対応した交通の確保を図ることを目的に、主要な道路、港湾、空港を緊急輸送路として指定しています。
この緊急輸送路については、災害時に、応急対策活動のため一般の交通を規制することがあります。
緊急輸送路の種類
- (1)道路
- 第1次輸送確保路線(広域的な輸送に必要な主要幹線道路)
- 第2次輸送確保路線(市町役場等の主要な防災拠点と接続する幹線道路)
- 第3次輸送確保路線(第1次・第2次輸送確保路線を補完する道路)
- (2)港湾
- 防災機能強化港(救助、輸送活動等を行う港湾)
- 連絡道路(防災機能強化港と輸送確保路線を結ぶ道路)
- (3)空港
救助、輸送活動等を行うため拠点となる空港
輸送路確保のために
災害時に輸送路としての機能を果たすために、次のような整備を優先的に行っています。
- 防災工事
道路法面の崩壊、路面の損傷などが予想される箇所の整備、修繕を行います。
- 橋梁補強工事
落橋、変形等の被害が予測される道路橋の補強工事を行います。
- トンネル補強工事
覆工コンクリートや付帯施設の落下、坑口部法面の岩盤崩壊等が予測されるトンネルの補強工事を行います。
整備イメージ
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