認知症の予防・診断
日常生活のチェック
こんなことはありませんか?」の状態のチェック(認知症の症状の項目)
- 物の名前が出てこなくなった。
- 同じことを何回も言ったり、聞いたりする。
- ささいなことで怒りっぽくなった。
- 財布を盗まれたと騒ぐ。
- 慣れている道で迷ってしまう。(いつも降りる駅がわからなくなる)
- 夜中に突然起きだして騒ぐ。
- 置忘れやしまい忘れが目立ってきた。
- 以前に比べ、だらしなくなる。
- 簡単な計算ができなくなった。
- テレビの内容が理解できなくなった。
このような症状が続くようであればもの忘れ相談医や地域包括支援センターにご相談ください。
生活機能評価における基本チェックリスト(一部)
No. |
質問項目 |
回答 |
18 |
周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると
言われますか。 |
1はい |
0いいえ |
19 |
自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか。 |
1はい |
0いいえ |
20 |
今日が何月何日かわからない時がありますか。 |
1はい |
0いいえ |
No18~20の質問項目において、「1はい」(No18,20)又は「0いいえ」(No19)にチェックが入った場合は、地域包括支援センターへご相談ください。
早期受診について
- 認知症は、記憶障害を主な症状とする病気です。適切な診断と治療が必要となります。「年齢のせいだから仕方がない」と放っておかず、早めに医療機関に相談しましょう。
- 認知症の診断については、本人や家族から詳しいお話をお聞きしたり、さまざまなスクリーニング検査や心理検査、CTなどの画像検査などを実施する場合があります。
- 認知症の周辺症状としての被害的な妄想、幻覚、興奮、徘徊などの問題行動については、お薬等により改善できることもあるので、まずは受診しましょう。
- 受診時には、日頃の状況のメモを持っていかれることをお勧めします。また、介護の方法やサービス等の相談は、市町の地域包括支援センターへご相談ください。