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公開日:2025年3月10日

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認知症・若年性認知症とは

認知症とは

認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために記憶や判断力の障害などが起こり、生活に支障が出ている状態をいいます。

認知症の症状について

こんなことはありませんか?

  • 物の名前が出てこなくなった。
  • 同じことを何回も言ったり、聞いたりする。
  • ささいなことで怒りっぽくなった。
  • 財布を盗まれたと騒ぐ。
  • 慣れている道で迷ってしまう。(いつも降りる駅がわからなくなる)
  • 夜中に突然起きだして騒ぐ。
  • 置忘れやしまい忘れが目立ってきた。
  • 以前に比べ、だらしなくなる。
  • 簡単な計算ができなくなった。
  • テレビの内容が理解できなくなった。

認知症の初期症状で最も多いのは、もの忘れですが、加齢に伴うもの忘れとはここが違います。

加齢に伴うもの忘れ

年齢を重ねることで認知機能は誰でも低下してきます。
認知機能とは、誰もが持っている能力です。物事を考えたり、判断したり、理解したり、計算したり、見当(日付や場所などがわかること)をつけたりする能力

「認知症」は、病気であり、単なるもの忘れではありません

認知症によるもの忘れ 加齢に伴うもの忘れ(ふつうのもの忘れ)
1.体験の全部を忘れる 1.体験の一部分を忘れる
2.もの忘れの自覚がない 2.もの忘れを自覚している
3.思い出せない部分に作話が混じる 3.別の機会に思い出せる
4.日常生活に支障をきたす 4.日常生活に支障がない
5.探し物を誰かが盗ったと言うことがある 5.探し物を努力して見つけようとする

例1)「加齢に伴うもの忘れ」は食事のメニューを忘れるが、「認知症によるもの忘れ」では、食事したことも忘れる。

例2)「加齢に伴うもの忘れ」は自覚があり、忘れていたことを別の機会にひょっこり思い出すことがあるが、「認知症によるもの忘れ」は、自覚がなく思い出せない部分に作り話がまじる。

認知症の種類

認知症にはたくさんの種類があり、その原因もさまざまです。代表的なものは次のとおりです。

アルツハイマー型認知症

長い年月をかけて脳内にたまったアミロイドβ等の異常なたんぱく質により神経細胞が破壊され、脳に萎縮が起こるアルツハイマー病が原因となり発症する認知症です。初期では、昔のことはよく覚えていますが、最近のことは忘れてしまいます。徐々に進行し、やがて時間や場所の感覚がなくなっていったり、状況に応じた判断が困難になったりします。

血管性認知症

脳梗塞や脳出血によって一部の神経細胞に十分な栄養や酸素がいき渡らなくなる脳血管障害が原因となり発症する認知症です。高血圧や糖尿病などの生活習慣病が主な危険因子です。脳血管障害が起こるたびに段階的に進行します。また、障害を受けた部位によって症状が異なります。

レビー小体型認知症

「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク質が脳内を中心に蓄積しながら、神経細胞が破壊されるレビー小体病が原因となり発症する認知症です。現実には見えないものが見える幻視や、手足が震えたり筋肉が固くなったりといった症状が現れます。歩幅が小刻みになり、転びやすくなります。

前頭側頭型認知症

脳の前頭葉や側頭葉で、神経細胞が減少して脳が萎縮する前頭側頭葉変性症が原因となって発症する認知症です。感情の抑制が効かなくなったり、社会のルールを守れなくなったりといったことが起こります。
 

(出典:政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本」(外部サイトへリンク)

 

若年性認知症とは

認知症は一般的には高齢者に多い病気ですが、65歳未満で発症した場合、若年性認知症といいます。

若年性認知症の場合、多くの人が仕事や家事をしているので、認知機能が低下すれば気がつくのではと思われますが、実際には、仕事でミスが重なったり、家事がおっくうになっても、疲れや、更年期障害、あるいはうつ状態など他の病気と考えてしまい、それが認知症のせいとは思い至らないことがあります。

香川県では、発症段階から本人の状態に合わせた就労継続や社会参加等の適切な支援が図れるよう、若年性認知症支援相談窓口に若年性認知症支援コーディネーターを配置し、ご本人、ご家族からの相談のほか、企業や行政など関係機関からの相談などに応じています。

県若年性認知症支援相談窓口の連絡先はこちら

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