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粟島海洋記念公園には、1897年(明治30年)に建てられた日本で最初の「地方海員養成学校」の建物が残っています。ル・ポール粟島、キャンプ場、テニスコートも整備されていて、マリンスポーツも楽しむことができます。
アクセス:粟島港から徒歩約5分
海洋記念館の一階教室
公園の中にある粟島海洋記念館は、現在も島のシンボルとしてその雄姿を残しています。記念館の建物は、国の登録有形文化財にも指定された木造2階建ての近代洋風建築で、海員学校に関する歴史資料や、船舶の模型などが展示されています。また、園内には江戸時代から明治時代初期にかけて運航していた「北前船」の係船用の右柱や碇(いかり)、社旗なども設置されています。
ぶいぶいガーデンには、漁具のブイを使った“ブイアート”がお花畑にいっぱい飾ってあります。その中の猫を模したブイの数だけで、なんと222体(“ニャーニャーニャー”だそうです)。ちなみに城ノ山(粟島)の高さも222m、三豊市(香川県)の総面積も222?です。
※個人のお庭なので、みんなが笑顔になるようにマナーを守って鑑賞してください。
松田悦子さんに、ぶいぶいガーデンと未完成 海についてお話を伺いました。
松田さんは、ぶいぶいガーデンと未完成 海の作者です。
「ぶいぶいガーデンは、有名にしたくて作ったわけではないんです。作ることが好きで、夢中で作り続けていたら有名になっていました。
最近では、商業的に花を綺麗に見せるために植え替えたり、枯れた花は切ったりするけれど、私は、花がその場所を自分で選んで咲いてきたんだから、植え替えたりはしません。来年に花が咲かなくても、その場所で我慢しているだけで、いつか咲きたい時にまた咲いてくれる。花と再会できた時には、花がとても愛おしいです。」
「この作品は、ぶいぶいガーデン内の納屋にあり、敷きつめたシーグラスで海を表現しています。使用しているシーグラスは、全て島の海に流れついたものです。暗い部屋で目が慣れてきたとき、違った景色が見えてきます。」
アクセス:粟島港から自転車で約30分、上新田港から徒歩約5分
山北さんは粟島出身で、少年時代から畑で使う道具を竹で作っており、汽船会社を退職した後、島に戻り本格的に竹細工を作り始めたそうです。
「竹細工に使う竹は、家の裏山からとってきています。何を作るか考えて、それに合った竹を選ぶのも腕が必要なんですよ。精密な作業のため、1日で2体程ほどしか作れないんです。小学校から竹細工の講師を依頼されたり、テレビの取材を受けることもあります。」
粟島ふる里劇団座長
山北 友好さん
山北さんは、粟島ふる里劇団の座長をされています。
「粟島が誇る平均年齢75歳の劇団!島内外で公演活動中です。結成から20年、衣装のほとんどは、私と妻が制作したもので、カツラも手作りです。
妻や団員の方と協力し、演技や、衣装作りを日々考えています。」
粟島の茶がゆは、波布茶(はぶちゃ)を使います。波布茶は、エビスグサという植物の種子が原料のお茶で、粟島では昔から飲まれていたそうです。20分程炒ると、香ばしいコーヒー豆のような香りのするお茶になります。茶がゆは、煮出したお茶に白米を入れ、17~8分炊き、最後に氷を2握りほど入れてお米を締めて完成です。優しい味で、とってもヘルシーです。
ランチ・宿泊共に、1日1組限定の民宿です(1名~5名まで)。オーシャンビューの中で食事をすることができ、茶がゆをメインにしたコースメニューランチや、島の幸を使用した料理をいただくことができます。
ランチ:1000円/宿泊:1泊2食付7000円
住所:三豊市詫間町粟島2217
TEL:0875-84-6448
休み:無休
食事・宿泊ともに5日前までに要予約
粟島海洋記念公園内にある宿泊施設。ランチでは、四季折々、粟島の美味しいものが食べられます。夏には宿泊者を対象に海ほたるの鑑賞会も行われます。
住所:三豊市詫間町1418-2
TEL:0875-84-7878
営業時間:ランチ 11時30分~14時(喫茶10時~18時)
休み:無休
宿泊:1泊2食付8000円~
囲炉裏を囲んで、島の新鮮な魚介味わえます。築120年の古民家を改修した建物には岩風呂もあり、笑顔がステキなご夫婦が迎えてくれます。
住所:三豊市詫間町粟島1090
TEL:0875-84-7285 休み:無休
営業時間:食事のみ 9時~18時
宿泊:1泊2日付8800円~
※食事・宿泊ともに2日前までに要予約
島の野菜や魚を使ったおまかせランチは1週間前までに要予約。ご夫婦の心づくしの料理に心も体も癒されます。
住所:三豊市詫間町粟島642-6
TEL:0875-84-7387 休み:無休
営業時間:ランチ11時~14時
※1週間前までに要予約。金額応相談。
宿泊:1泊2食付6000円~
※2日前までに要予約。素泊り可
上新田港から北(民宿ぎんなんの近く)のビーチが凄くキレイでした!左に写っているのは高見島です。春の取材でしたが、思わず泳ぎたくなるほど透明感があります。地元の方の話では、この辺りの道は1日に1人くらしか通らないところらしく、まさに貸切りビーチです!もちろん、ゴミは各自でお持ち帰りください。環境美化にご協力お願いします。
島の景色を360度見わたせる絶景スポットです。旧粟島幼稚園付近から遊歩道を上り、山頂までは徒歩約30~40分程度です。戦国時代に城があった場所で、土佐の長曾我部軍の侵略により落城したと伝えられています。1年中色々な顔が見られる観光スポットです。
アクセス:粟島港から徒歩約40分
海ほたるは、体調3mmほどの透明な貝殻に覆われた節足動物で、夜間海中で発光します。粟島では「みう」と呼ばれており、鑑賞シーズンは5月から10月頃とされています。夏にはル・ポール粟島で鑑賞会が行われます。
粟島では、過去に瓦づくりが盛んで、昭和初期には瓦屋が20軒以上もあったそうです。現在でも島を歩くとあちこちの屋根に立派な鬼瓦が見られます。
詫間港(三豊市)の北西4.5kmの海上に浮かぶ島で、かつては北前船の寄港地として栄えていました。1897年(明治30年)に、村立の「海員補修専門学校」が誕生。群立から県立へと移り「粟島航海学校」と改称し、1940年(昭和15年)に国立の「商船学校」となりました。戦後には、「国立粟島海員学校」となり、1987年(昭和62年)に廃校となるまで海運業界に多くの人材を送り出しました。学校跡地は、粟島海洋記念公園として生まれ変わり、現在も残されています。
また、島内には浦島伝説の亀を祭る亀戎(かめえびす)神社、乙姫が訪れた姫路の浜があります。
粟島汽船(株) TEL:0875-83-3204
◆2014年(平成26年)4月1日現在の運賃です◆
※時刻表・運賃について、詳しくは各ホームページにてご確認ください。
徒歩、もしくはレンタサイクル(1日500円)。
粟島港から島の北東部にある「上新田」地区へ行く時は、自転車を船に乗せていくことができます。志々島行の便で約15分ほど(片道160円)。
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