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希少糖には、人の健康面で様々な機能があることが発見されています。特に解明が進んでいるのは、D-アルロースとD-アロースであり、香川大学医学部を中心に、研究が進められています。
香川大学医学部
D-アルロースは、砂糖の7割程度の甘さを持つノンカロリーの糖です。食事と一緒に摂ることで、食後の血糖上昇を抑え、糖尿病の改善や予防に効果があることが確認されています。また、脂肪の蓄積を抑え、動脈硬化の予防にも役立つ作用があることもわかってきており、日本だけでなく、世界中の糖尿病や肥満を克服する素材として、大きな注目を集めています。
●香川大学におけるD-アルロースに関する研究(香川大学HP:プレスリリース)
「希少糖入りの糖尿病食で2型糖尿病患者の食後血糖値を改善 2型糖尿病患者の新たな食事療法への応用に期待」(外部サイトへリンク)
D-アロースは、砂糖の8割程度の甘さを持つノンカロリーの糖です。活性酸素の産生を抑える働きがあることから、活性酸素が原因で起こる神経変性疾患、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧症等の治療への応用が期待されています。また、癌細胞の分裂増殖を抑制する働きがあることもわかってきており、これまでにない新しい医薬品や医療用食品の開発が期待されています。
●香川大学におけるD-アロースに関する研究(香川大学HP:プレスリリース)
※2014年3月開催の国際希少糖学会で、「プシコース」を「アルロース」と名称変更する方針が示されました。
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