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中山間地域における多くの農村では、過疎化、高齢化に伴う農業後継者不足などにより、地域活力が低下し、耕作放棄地の増加など、地域資源の良好な保全・活動が難しくなってきています。
ふるさと・水と土保全対策は、棚田地域や中山間地域の農地や土地改良施設が持っている多面的機能やこれらによって保全されてきた「水と土」を評価し、将来にわたってこれらを保全・整備していく地域住民の共同活動を支援しています。
棚田地域を含めた中山間地域等の条件不利地域における、農地や土地改良施設が有する多面的機能の良好な発揮と集落共同活動の活発な展開を図り、もって中山間地域等の活性化を推進するため、ふるさと・水と土保全対策推進委員会(以下「推進委員会」という。)を設置しています。
推進委員会では毎年度ふるさと・水と土保全対策事業について、前年度の実績と本年度の活動予定について審議します。
令和5年度は8月25日に高松市庵治地域保健活動センターにおいて推進委員会を開催しました。
配布資料等
ふるさと・水と土保全対策事業では事業実施の基本方針や5年間の事業計画を策定する必要があります。令和2年度~6年度の事業計画は次のとおりです。
市町名 | 活動団体 | 活動年度 |
---|---|---|
高松市 | 奥塩江交流ボランティア協会 | 平成30年度~令和4年度 |
塩江園遊楽会 | 令和5年度~ | |
さぬき市 | 大井長浜地区の景観を守る会 | 平成17~18年度 |
東かがわ市 | 白鳥町棚田を知ろうふれよう実行委員会 | 平成14年度 |
五名里山を守る会 | 平成18~20年度 | |
水主活性化プロジェクト | 令和元年度~令和5年度 | |
人と環境に優しい笠松棚田協議会 | 令和5年度~ | |
三豊市 | 仁尾町棚田を守る会 | 平成12~13年度 |
財田の棚田を守る会 | 平成12~13年度 | |
積楽しまん会 | 平成30年度~ | |
土庄町 | 笠ヶ滝を守る会 | 平成22~24年度 |
肥土山荒廃地対策協議会 | 平成24~26年度 | |
唐櫃棚田保存会 | 平成26年度~30年度 | |
小豆島陽当の里伊喜末 | 平成30年度~令和4年度 | |
屋形埼夕陽の丘継承会 | 平成29年度~令和3年度 | |
小豆島町 | 湯船水利組合 | 平成11~13年度 |
ふるさと中山開発組合 | 平成17~19年度 | |
三木町 | 山南営農組合 | 平成22~23年度 |
小蓑自治会 | 平成30年度~令和4年度 | |
井上北部棚田景観保全会 | 令和5年度~ | |
田中さとやま協議会 | 令和6年度~ | |
綾川町 | 高尾葛巻上地区棚田を守る会 | 平成12~13年度 |
四歩市地区棚田を守る会 | 平成12~13年度 | |
堂谷地区棚田を守る会 | 平成12~16年度 | |
綾上棚田ビレッジ会 | 令和3年度~ | |
まんのう町 | 江畑里山の会 | 平成12~13年度 |
島が峰の原風景を守る会 | 平成29年度~令和3年度 | |
観音寺市 | 五郷里づくりの会 | 平成25年度~29年度 |
中山間地域の耕作放棄農地を地域外の人々と合同で復田し、ブルーベリー等の苗木植栽を行うなど、農地保全と交流活動を実施。
ホタルが生息する農業用排水路等の管理や周辺環境整備を行うとともに、小学生等を対象として環境学習を実施。
棚田の重要性の理解を促進するため、都市部の小学生や父兄と地域の人々による土地改良施設周辺での美化活動と農作業体験を行う「たなだの学校」を開催。
過疎化の防止や地域の活性化のため、農村レストランなどの取組みと併せて行われている果樹栽培における畑地(傾斜畑)の保全対策を実施。
地域の活性化及び保全を図るため、耕作放棄地の解消に向けた景観植物の植栽活動や地域資源(水車)の創設活動をH25年度から実施。
再生した棚田を継続的に保全していくため、地域の保全活動及び棚田の保存を目的としたPR活動をH26年度から実施。
荒廃した農地をそば畑として再生し、地域の振興とそばの販売促進を実施。
地域内外の人と連携し、地元特産の茶とそばを栽培し、普及啓発を図っている。
水主米の普及啓発と水主神社を中心とした地域振興を手掛けている。
ニンニク、アボカドなどを栽培、紫雲出山登山道の清掃を行い、地域活性化に取り組んでいる。
芋、オリーブ、麦などの栽培や11月には芋づるの塔の製作、収穫祭を行い、地域活性化に取り組んでいる。
段畑でアンズ、レモンなどの栽培を行っている。この地域から見る夕陽が絶景である。
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