高松港において要緊急対処特定外来生物「アカカミアリ」が確認されました
令和6年6月30日に高松港朝日地区コンテナターミナルで確認されたアリについて、環境省が依頼した専門機関による同定の結果、要緊急対処特定外来生物のアカカミアリであることが確認されましたので、お知らせします。
発見された個体は全て殺虫処理しており、人的被害の報告はありません。
なお、アカカミアリが確認された場所は、一般の方は立ち入ることができないエリアです。
経緯と対応状況
7月1日(月曜日)
6月30日(日曜日)に実施された環境省が毎年実施している定期的な全国港湾調査の高松港朝日地区コンテナターミナルでの調査において、調査事業者がコンテナヤード上で、アカカミアリと疑わしいアリ約200個体が舗装の間隙から出入りしていることを確認し、防除作業を行ったとの連絡が環境省から県にあった。
同日、中国四国地方環境事務所が専門機関に同定を依頼。
7月2日(火曜日)
環境省、県、高松市及び関係機関により現地調査を実施。
調査により、アカカミアリと疑われるアリ1個体を確認し捕殺。
7月3日(水曜日)
環境省から依頼を受けた専門機関が、当該アリについてアカカミアリであることを確認。
今後の対応
- 引き続き、環境省が行う発見場所周辺における目視やトラップによる調査及び防除など、定着防止に向けた取組に高松市とともに協力します。
- 県ホームページにヒアリ類に関する情報や、刺された場合の対処法等について掲載し、県民や関係者等へ注意喚起していきます。
備考:アカカミアリについて
- アカカミアリは、ヒアリの仲間でヒアリほど毒は強くありませんが、注意が必要なアリです。
- アカカミアリは、要緊急対処特定外来生物に指定されています。
- 香川県でのヒアリ又はアカカミアリの確認事例は、初めてです。全国では、平成29年6月の初確認以降、令和6年7月3日現在、ヒアリは18都道府県で117事例(今年度6事例)、アカカミアリは24都府県で143事例(今年度8事例)が報告されています。
- 特定外来生物のうち、まん延した場合には著しく重大な影響を与えるおそれがあるものについては、「要緊急対処特定外来生物」に指定されています。(現在、アカカミアリを含むヒアリ類のみが指定されています。)当該生物の防除は国が地方公共団体や事業者と連携して行い、早期発見・拡散防止のための、物品、土地、施設等の検査、移動制限・禁止、消毒廃棄などの制度が設けられています。