令和6年度香川県文化表彰式及び文化功労者懇談会を開催しました

11月3日（日曜日・文化の日）に、松原県議会議長のご臨席をいただき、多年にわたる香川県の文化芸術の振興に対するご功績をたたえ、香川県文化功労者として徳田 寿風（とくだ じゅふう）さま、松本 達弥（まつもと たつや）さまに、表彰状をお贈りしました。また、香川県文化芸術選奨を、岡田 昌子（おかだ しょうこ）さま、神垣 夏子（かみざき なつこ）さま、伶以野 陽子（れいやー ようこ）さまにお贈りしました。

徳田 寿風さまは、吟詠家として、多年にわたり活動に励み、高い評価を受けておられます。また、四国で初の女性少壮吟士となり、国内外で活動するとともに、公益財団法人日本吟剣詩舞振興会の要職を務めながら、吟詠の普及や後進の指導育成にご尽力されています。

松本 達弥さまは、漆芸家として、日本伝統工芸展で日本工芸会総裁賞を受賞されるなど、数多くの作品が高い評価を受けておられます。また、長らく漆芸文化財修復に従事し、今年度、漆工品修理の選定保存技術保持者に認定され、後進の指導育成にもご尽力されています。

岡田 昌子さまは、声楽家として、国内外の数多くのオペラ公演などで幅広く活躍し高い評価を受けておられます。イタリアに在住しながら、イタリア国内や日本、ヨーロッパ各地でオペラ歌手としてご活躍されています。

神垣 夏子さまは、漆芸家として、県内外で多くの作品を発表され、日本伝統工芸展で日本工芸会新人賞や奨励賞を受賞されるなど高い評価を受けておられます。また、籃胎蒟醤（らんたいきんま）といった香川漆芸独特の技法に取り組まれるなど、ご活躍されています。

伶以野 陽子さまは、能楽師として、数多くの公演などで高い評価を受けておられます。また、県内での能楽公演への出演や能楽講座などの開催により、県民が能楽に触れる機会を創出し、能楽の普及にご尽力されています。

表彰式の後、今年度の受賞者、松原県議会議長、歴代の香川県文化功労者および香川県文化芸術振興審議会の皆さまのご臨席をいただき、文化功労者懇談会を開催しました。

受賞者の皆さま方には、今後とも、ますますご健勝でご活躍されますとともに、香川県の文化芸術の発展に一層のお力添えを賜りますようお願いいたします。